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明日の世界が君に優しくありますように (スターツ出版文庫)

明日の世界が君に優しくありますように (スターツ出版文庫)

明日の世界が君に優しくありますように (スターツ出版文庫)

作家
汐見夏衛
出版社
スターツ出版
発売日
2021-09-28
ISBN
9784813711575
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明日の世界が君に優しくありますように (スターツ出版文庫) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

前作『海に〜』から10年後の話が綴られています。いい意味で、余計な飾りはなく、すっきりストレートな純愛青春作品かなと。個人的には前作より読みやすく感じ、登場人物にもストレスを感じるコトなく、スラスラと読み進めるコトができました。`自分が嫌い`なコトって時と場合、場面によっては少なからずあって、果たしてそのキモチをどう変えていくかみたいな流れが、簡単にはいかないのが青春時代の葛藤なんだろうなと。本作を読むと人に素直にすっとココロから感謝の意をこめて「ありがとう」と伝えるコトの大切さをしっかり学びますね。

2021/10/22

もぐたん

屈託なく晴れやかに笑える人を羨み、自分の殻に閉じ籠ろうとする主人公。しかし、真剣に向き合ってくれる他人の温かさを実感することで、少しずつ心を開いていく。 気持ちの揺れ幅が大きく、すぐに死に繋がる絶望に染まるこの年頃の身勝手さ、純粋さに、自分を重ねる人も多いだろう。苦しくて切なくて胸をかきむしりたくなるような日々でも、生きていることをそのまま認めてくれる人が一人でもいるだけで許された心地になる。人の優しさをきちんと受け止める力を身につけた主人公は、きっとこれからは、人にも自分にも優しくなれる。★★★☆☆

2021/10/17

ゆのん

大切なもの程目に見えない。優しさや、気持ちや心。辛さや悲しみも目に見えたなら早く癒されて元気になれるのだろうか?例え目に見えたとしても心ない言葉や態度を感じる事はあるのかもしれない。人を理解するのは本当に難しいし、心からの優しさに正解は無いのかもしれない。それでも言葉にして伝える事で暗い場所から明るい場所へ歩き出す勇気になるのではないか。本作では、様々な優しさを感じる事が出来る。ストレートな優しさもあれば、厳しいと感じる優しさ。その優しさを感じる事で自分自身も優しくなれる。

2021/10/30

きいたん

誰も信じられない。誰の言葉でもその裏の意味を考えてしまう。そんな状況は辛すぎる。疑心暗鬼は心に城塞を築き、更に鉄条網をも張り巡らす。そんなガチガチの心を少しずつ溶解させ、真波を生まれ変わらせたのは、全てを包む優しさと、運命に立ち向かう覚悟だった。前作から10年後を描いたこの物語は、凪いだ海のように静かで大きな慈愛に満ちている。絶望の時を経て、凪沙の愛を心に留めた優海が、2人分の優しさを人々に向ける事で、真波、漣を始め、多くの人が救われる。その過程に大号泣。人の優しさを信じることができる…そんな物語だった。

2021/11/04

ひめか*

世界は悲しいことで溢れていて、誰もが胸に悲しみや苦しみを抱えながら生きている。友達も家族も信じられず、不器用な真波、優等生に見える蓮、辛い過去を背負ったユウ。それぞれが生きてきた過去があり、それを超えた今がある。過去は変えられないから、現実を受け入れて前を向いて生きるしかない。そう思った時に支えてくれるのが周囲の人々なのだと思う。互いに打ち解け合い、辛い過去をも分かち合う。話さなければわからない相手の事情はたくさんあるだろう。人との出会いで人は救われ、変わることもできるのだ。読後も優しさの余韻が続く作品。

2021/10/23

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