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10分間で読める 夏目漱石短編集

10分間で読める 夏目漱石短編集

10分間で読める 夏目漱石短編集

作家
夏目漱石
出版社
ゴマブックス
発売日
2018-04-10
ISBN
9784814917587
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10分間で読める 夏目漱石短編集 / 感想・レビュー

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海さん

漱石本人のことを書いているんじゃないかと思うような話もあったけど、本当なら、漱石も人間らしいというか、むしろ…な人だったんだなと思う。「夢十夜」はやっぱり好きだなー。でも初読みの「変な音」がめちゃくちゃ好き。

2022/05/31

ふる

古い文体と言葉のセンスがおもしろかったです。1話目は倫敦塔で、これがまた長くて昏くてとっつきにくい。琴のそら音は、友人と幽霊話をして未来の奥様のことが無性に心配になった男性の話。入社の辞は、漱石が自分のこと書いたっぽい。文鳥に出てくるおじさんは、自分がさぼって文鳥死なせたくせに人のせいにする。夢十夜を読み返したくて借りましたが、第三夜以外はちっとも覚えてなかった。第三夜をまだ覚えてたってことは、当時ぞっとしたんだろうな。変な音は入院中に隣室から聞こえてくる音の話でした。

2021/09/25

トロピカル

夢十夜目当てで借りました。それ以外は始めて読むのですが、どれも実体験が元なのかな。意外と楽しめました。特に印象に残ったのは文鳥の話ですかね。というか、夏目先生文鳥飼ってたんだ。てっきり猫だけかと。文鳥が死んだ時気持ちが一切書いていないのですが、それでも喪失感というのが伝わってきます。あと、入社の辞が面白いです。大学を辞めた経緯を愚痴ってます。しかも大人気無い理由。夢十夜。やっぱりこれだけが異質ですね。一番好きなのですが、あんま有名じゃないのが淋しい。貝で死体を埋める話が綺麗で好きです。

2018/11/10

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