ひとりで老いるということ (SB新書)
ひとりで老いるということ (SB新書) / 感想・レビュー
はつばあば
老夫婦二人で老々介護状態の我が家、ちょいと年上の読み友さんが積読本にされているのをみて。どんなに足掻いても老いから逃れられない。延命治療なんてお断り!。お金は今後当てにならない時代がくるかも。それより一番の問題は書類、今はボケたねぇと言いながらも爺さんが処理してくれる。やっぱり一人で最後を迎えるのは難しいか・・。ぽっくりの神様がいてくれんものかしら。寝たっきりで介護してもらうなんて他人であろうが娘であろうが厭ですよ。次女も独身だが、独身にかこつけて娘を束縛したくない。彼女もお一人様の死を迎えるのですから
2021/05/01
カタコッタ
不謹慎かもしれないが『人生100年』なんて言葉がTVでから聞こえてくると気持ちが悪くなる。もっと自然に一生を終わらせる事が出来ないものなのでしょうか。著者は先の不安より今日を一生懸命生きることにつきる、といいきっている。終活もほどほどがよろしいようだ。なる様にしかならない、今まで生きてきた中で唯一気がついた事実である。孤独死が悪いかの様な時勢はこれから変わっていく事だけを期待していよう。
2021/03/02
百太
めっちゃ参考になります。
2022/03/23
ノンケ女医長
いずれ確実に訪れる老後。生活を工夫して、老化にどう向き合っていけばいいのか考えるきっかけになった。高齢化社会で、ますます増えるお年寄りたちが話す死への言葉は、著者だからこそ聞き出せたのではないか。医療を求めて受診する高齢患者、その家族に病状説明をすることは医歴を重ねても難しい。場数を踏まないとしどろもどろになるし、作品に出てきたエピソードは医療現場でも有用だと思う。「年配の方の話を聞くのが好きだ。なぜなら、自分がこれから経験するだろう老いをすでに経験している人たちだからだ」(5頁)は、私も心がけています。
2021/01/23
coldsurgeon
人は、一人で生まれ、一人で死んでいく。時代の流れと変化は速い。毎日の変化には気づかなくても、年単位で振り返れば、社旗の変化と自分の姿の変化に驚きを隠せない。残される命の短さに気づくと、寂しいなどという感傷に浸っていられないのだ。孤独をロンリーととらえるか、ソリチュードと捉えるかで、ひとりで老いるということのとらえ方がかわるようだ。
2020/12/29
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