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がんまんが 私たちは大病している (ぶんか社コミックス)

がんまんが 私たちは大病している (ぶんか社コミックス)

がんまんが 私たちは大病している (ぶんか社コミックス)

作家
内田春菊
出版社
ぶんか社
発売日
2018-01-10
ISBN
9784821135660
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「がんまんが 私たちは大病している (ぶんか社コミックス)」のおすすめレビュー

56歳で直腸がん発見、人工肛門に…誰でも襲われる可能性のある「がん」と正しく向き合うには?

『がんまんが 私たちは大病している』(内田春菊/ぶんか社)

 現在、2人にひとりは罹るといわれる「がん」は、もはや国民病といっても過言ではあるまい。私自身も父親が胃がんになっており、身内に患者がいるという人も少なくないはずだ。かつてはがんが「不治の病」といったイメージで捉えられていたこともあり、この病名を聞けば絶望的な気分に襲われるのはやむを得まい。しかし国立がん研究センターの統計によれば、2006年から2008年にがんと診断された患者の5年相対生存率は男女計で62.1%だという。この数字を見れば、がんは必ずしも不治の病ではないと思える。ならば我々はがんになったときどう向き合うか、それがこれから問われることになるだろう。『がんまんが 私たちは大病している』(内田春菊/ぶんか社)は、がんを患った著者の内田春菊氏が、自らの体験を赤裸々に綴った「がんまんが」である。

 内田春菊氏といえば、テレビドラマ化された『南くんの恋人』などで知られる漫画家だが、他にもバンド活動や女優業など多彩なキャリアを持つマルチタレントである。そんな著者にがんが見つかったのは、…

2018/4/17

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他人事ではない? 自分や家族が癌になった時あなたはどうしますか——闘病漫画まとめ

 30年以上にわたって、日本人の死因トップを守っている「癌」。高齢化が進むにつれて、2人に1人が癌になるといわれているほど。にもかかわらず、癌については表面的な部分しか知られていません。そこで本稿では、実際に癌になったらどのような治療を受けるのか? 副作用は? 治療費は? 家族はどうすればいいのか? などといった、癌についての知られざる部分をリアルに表現している漫画を紹介したいと思います。

このまとめ記事の目次 ・元気になるシカ! アラフォーひとり暮らし、告知されました ・がんまんが 私たちは大病している ・32歳で初期乳がん 全然受け入れてません ・今日から第二の患者さん がん患者家族のお役立ちマニュアル ・さよならタマちゃん ・コミックエッセイ ちびといつまでも -ママの乳がんとパパのお弁当と桜の季節

■ほのぼの絵柄で読みやすい闘病漫画のお手本

『元気になるシカ! アラフォーひとり暮らし、告知されました』(藤河るり/KADOKAWA)

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『元気になるシカ! アラフォーひとり暮らし、告知されました』(藤河るり/KADOKAWA)は…

2018/12/1

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がんまんが 私たちは大病している (ぶんか社コミックス) / 感想・レビュー

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ベーグルグル (感想、本登録のみ)

コミックエッセイ。内田春菊さんが大腸がんの発症から抗がん剤、人工肛門にした経緯が描かれている。がん以外のよく分からないものが書いてあって、純粋にがんの経過を読みたかった。少し読みずらかった。ストーマケアに関わった事もありますが、6人に一人は癌になる時代。これからの勉強として読んでみるのもいいかも。

2018/03/19

たまきら

内田春菊さんの、自分の「その時」を描くパワーって、どこまでも主観一本で、他の人の批難なんかもそっくりそのまま受けとめてる感はやっぱりすごいなあ、と思う。恋愛だったり、セックスだったり、離婚だったり、子育てだったり。それががんになったあたりも自然な流れというか…ストーマ編へ続く。

2019/09/25

でんか

内田春菊さんが便通異常で近医を受診、直腸癌と診断、術前化学療法、直腸癌の根治術+人工肛門造設術を受けた話。人工肛門造設を回避できるほどは化学療法の効果がなかったようですが(たぶん)根治術になっているかんじ。続巻予定ありで終わってます。相変わらずの内田節というか、「私たちは繁殖している」からのあの、内田さんにとってアカン人はホントにアカン様に描かれるのはいつも通りなので(上手く表現できないのですが)、ちょっとそこは苦手な所。病気されても知人Drなどの人的資源をフル活用しておられてさすがと思った次第。

2018/01/11

なるときんとき

56歳で大腸ガンが見つかり手術して人工肛門になるまで。バツ3でガンが見つかる前に17歳年下の彼氏がいたことに驚き。しかし歴代ロクでもない男と付き合っている印象。糖質制限でやせたことでガンの発見が遅れた印象だったけど、ご本人的にはむしろ糖質制限による便秘からの痔の出血で気づいたということのよう。治療の様子が詳細で興味深い。

2019/04/01

みーなんきー

この当たり前のありそうでなかったタイトルのこの本、タイトルに違わず、大腸ガンが見つかってから、その後の治療までを詳しく書いている。取材の形は取っていないが、それにしてもこんな風に素人にわかりやすく教えてくれる医師や、がん経験者達と良い関係を築いている春菊さんの人徳が光る。がんは何か1つの原因ではなく、数年かけてじわじわと悪化する腫瘍らしいが、大腸の場合、肛門を閉じて、人工肛門にする、という大きな変化が辛い。ヘソの横穴から袋に溜まる排便や、鎖骨横に入れる点滴など慣れない不自由さもありそうだ。ノンフィクション

2020/07/24

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