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あと何回ペットロスになればいいですか?

あと何回ペットロスになればいいですか?

あと何回ペットロスになればいいですか?

作家
松苗あけみ
出版社
ぶんか社
発売日
2018-10-10
ISBN
9784821144891
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「あと何回ペットロスになればいいですか?」のおすすめレビュー

「最期の時」どうやって迎えますか…? 還暦子なし夫婦による多頭飼いの心温まる猫エッセイ

『あと何回ペットロスになればいいですか?』(松苗あけみ/ぶんか社)

 動物と暮らしていると、彼らの歳をとるスピードに驚かされる。人間の何倍もの速さで大人になり、あっという間に年老いてしまう。長年動物と暮らしているとその事実が切ないほど身に染みる。彼らと過ごす一日一日を大切にしようと思い、できる限り実践していても、恐らく一生、「お別れ」に慣れることなどないのだと痛感する。

 動物との最期の時は、一体どのような心持ちで迎えるのがよいのだろうか。

『あと何回ペットロスになればいいですか?』(ぶんか社)は、長年、猫の多頭飼いをつづけてきたという漫画家・松苗あけみによるコミックエッセイだ。

 松苗先生は、子供がいない代わりにたくさんの猫たちの「お母さん」になりたいという願望があった。生まれ育った実家は大家族だったため、通常は10匹前後、多い時は15匹の猫と暮らしていても、自分のことはほとんどかまわなくなるものの、それほど大変でもないと語る。

 本書では、結婚を機に、猫のために家を買い、還暦に至る現在までの30年余りが、様々な個性を持つ猫たちを中心に、実に愛情深い視…

2019/1/3

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あと何回ペットロスになればいいですか? / 感想・レビュー

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雨巫女。@新潮部

《私(妹)-図書館》ペットロスは、今一番恐いなあ。実家の猫れおも、年をとって最近体調崩すことが多い。れおにもしものことがあったら実家はどうなることやら。

2019/02/05

Gen Kato

正直、題名からして読むのを躊躇してしまい、しかし松苗先生の猫シリーズは大好きなので手に取らざるを得ず… が、案の定つらくて熟読できない。何度も中断。この3年半で猫たちを4匹亡くした自分にはまだ無理なテーマのよう。数年経ったらじっくり読み返せるかな…(絵も内容も相変わらず素晴らしいです)

2020/07/24

にゃだ

飼えない者にとっては猫エッセイ漫画ほど読んでいる間擬似飼育させていただける極上の時間である。タイトルがペットロスとある時点で飼い猫との別れを直面させるのであろうな・・と予感したもののそれは飼い主を一回りもふた回りも成長させてくれる出来事なのかなと思う。それでも丁寧に描かれた猫たちに作者の愛を感じる特に死んでしまった猫の瞳の描写が胸にくる

2019/01/11

猫大福

自分も多頭飼い故、我が身と重ね合わせながら読ませて頂いた。出逢いも別れも突然、順番通りにいかないのは人も猫も同じ。亡くした子に対しては「ああしてやればよかった、こうしてやれば良かった」と大なり小なり後悔がある。残された子や次の子と接する時は、亡くした子への懺悔じゃないけど、同じ後悔をしないよう精一杯可愛がるようにしている。それでも後悔しないって事はない。うちの子は最年少が2才ということと、自分の年齢とを鑑みてまだ実感がないけどいつかこれが最後の子だと自覚する時が来るんだろうなぁ…複雑な気分…

2019/08/26

Metis

猫の多頭飼い生活の中での、個々の子たちのエピソードトーク。何匹いても個性があって、誰一人として同じじゃない。これが動物を飼うことの醍醐味なんだろうなと思う。だからこそ、失った時の悲しみは大きいし、代わりという考えはないのだが、それを改めて思い知らされる。ペットロスの私は笑いながらも時々ホロリとしながら読んだ。

2022/09/03

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