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杉浦日向子と笑いの様式

杉浦日向子と笑いの様式

杉浦日向子と笑いの様式

作家
田中優子
佐高信
出版社
七つ森書館
発売日
2009-10-01
ISBN
9784822809980
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杉浦日向子と笑いの様式 / 感想・レビュー

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三平

杉浦日向子にとって気のおけない存在だった佐高信、杉浦と違うアプローチながらも江戸文化を愛する同好の士だった田中優子。そんな二人が杉浦の在りし日の素顔を語り合う。クスッとする楽しいエピソードとともに、TVや江戸紹介本では見えてこない彼女の弱さやダメな部分も見えてくる。痛々しい。でも愛おしい。 佐高だから語れる離婚問題の裏側も明かされる。難病と闘っていた彼女を苦しめた大馬鹿野郎はぶん殴ってやりたい。バカをやるのはいいけど、やっていいことと悪いことがある。短い人生をこんなことの為に費やされたことが残念。

2016/04/25

kikizo

杉浦日向子さんに纏わる対談とエッセイ。今の日本には稀有な存在だった日向子さん。今生きていたらどう思うだろう。第3章が、日向子さんから離れ、ちょっと専門的な内容になってしまったのが残念。

2020/03/27

shizuka

杉浦日向子と田中優子の対談「低成長時代を生きる」の対談が全て読みたくて手に取った。杉浦日向子の「隠居」観がステキなのだ。働かなくても食べられるだけの蓄財がある人が「本隠居」。それはできなくとも彼女が言う「晴れ時々隠居」なら可能かもしれない。生活上で衣食住の全てを縮小していく。洋服はほとんど買わず、冷蔵庫が壊れたら小さいものを買う。仕事は労働とは思わず、道楽ととらえる。手間をかける。無駄を遊ぶ。等々。。ステキすぎる。

2019/07/01

funkypunkyempty

★★★☆

2017/12/21

baniko

田中優子さんが、杉浦日向子さんの「漫画」を評価されていて、そうそうそうなんだよーとなった本。 「百日紅」、「百物語」、初期の遊郭もの、女装のおかつ坊と馬風センセが活躍する連作、鏡斎まいるの連作も。他にもいろいろ。杉浦日向子さんが亡くなったのは今も本当に悲しい。

2017/10/11

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