新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書
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新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書 / 感想・レビュー
G-dark
「作品というものは永久に残るタイムカプセルなんだ。ミケランジェロのシスティナ聖堂のように作品は永久に地球に残るんだ。みんなが、すべてそういう気持ちでやればいいのに」と語ったというマイケルのエンターテイナーとしての姿勢に驚嘆し、子どもの頃からファンだという著者の迸るマイケル愛にも圧倒される本。深刻な皮膚病・白斑症を患って「白人になる気だ」と批判されたこと、2度もの「少年虐待疑惑」に苦しんだことにも触れています。巨額の和解金目当てに偽証した人間たちに比べ、マイケルが至純の魂の持ち主であることにも驚かされます。
2018/08/23
nonsugar
西寺さんのMJにかける愛情と情熱は、日本人のマイケル・ジャクソン観をすっかり変えさせてしまう力がある。”マイケル・ジャクソンは素晴らしいが、何かが普通と違う。どこかがおかしい。” 一度彼の音楽を聴いたり目にした誰もが、少なからず抱くかもしれないこの違和感を、この本はきっと解消してしまうと思う。彼が生きているうちにこの本が出版されていたら、と思うと、無念でならない。 マイケルは奇跡の人だ。西寺さん、素敵な本を書いてくれて本当にありがとう。
2009/11/23
seichan
実はプリンスのほうが好きなんだが、図書館蔵書的にこちらを……。ジャクソンズ時代というのは良く知らなかったわけだが、しかし過酷な「芸一筋」な人生を送ってきた人なんだなぁ。芸人(ショービジネス界の住人)が売れると洋の東西を問わず家族の泥沼や有象無象のたかりがやってくるわけだが、何しろスケールが大きいので大変。一種のキャラクターとして扱われてボロボロにされた人だけど、パフォーマンスや音楽の強烈さのみならず、人種差別撤廃に寄与した部分や慈善など優れた影響も語られるべきであろ。
2015/10/22
どらがあんこ
読んでいる途中にCDを聴きたくなるし、聴いたあと読むとより本文の内容が楽しめる。そんな一冊。
2018/10/19
TAKAMI
たしかにこの本はマイケル・ジャクソンについての教科書。専門書とまではいかないけれど、愛と豊富な知識に溢れている。マイケル・ジャクソンに関してはたくさんの名曲を知っているけれど、彼の時代性についてはほとんど知らなかったので非常に勉強になった。彼の何が革新的だったのか?どれほどスターだったのか?またフレディマーキュリーやポールマッカートニーといった同時代のスターとの交流や、ビートルズの版権を持っていることなんかもほとんど知りませんでした。あと、割とつらい話が多かったな。今たくさんのアルバムを聴いています。
2017/11/18
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