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王妃カトリーヌ・ド・メディチ (福武文庫)

王妃カトリーヌ・ド・メディチ (福武文庫)

王妃カトリーヌ・ド・メディチ (福武文庫)

作家
桐生操
出版社
ベネッセコーポレーション
発売日
0000-00-00
ISBN
9784828857244
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王妃カトリーヌ・ド・メディチ (福武文庫) / 感想・レビュー

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viola

一応ノンフィクション小説という括りになっているらしいです。うーん、やっぱりこういうのを書かせると桐生操は上手い。こういったノンフィクション物は、どこまでが史実でどこまでが憶測で、そこまでが想像なのかが分かりにくくなってしまうのが難点だち思いますが、今回の場合は「確信」を持てないものはやや濁して書いているために分かりやすくなっています。ここを他人行儀に書いてしまうと興ざめなんだけど、そういうわけでもなく。そういう意味でも上手いんですよねぇ。

2012/01/22

moonsant

国、政治、宗教、血族と人々が入り乱れる。宗教のもつ狂信的な時代背景の中、ユグノーとカトリックの均衡を保ちながら自分は長く政治を操りたいという思い。摂政となりながら政治に参加していても、幼かった王も成長して自分の意見を通してくる。まさに葛藤と板挟みの人生だ。サン・バルテルミーのあたりの描写は凄惨であった。数々の陰惨な事件はカトリーヌが直接手を下したわけではなく、周囲の熱狂が起こした事だった。

2020/04/29

海蛍

カトリーヌ・ド・メディチといえばその名の示す通り大富豪メディチ家のご令嬢、しかも仏王家に嫁いでいるのだから、例の虐殺はともかくそれなりに華やかな人生をおくったのだろうなと勝手に思っていたのだが、本を開くなり黒衣の尼僧達と共和国軍兵士が入り乱れるお世辞にも平和とは言えない場面が始まり、お花畑な想像は初っ端から完全に裏切られた。しかも、ようやく仏王家に嫁ぐ段階になってもキラキラしていたのは婚礼前の一瞬程度、後はひたすら雌伏や権謀術数の連続である。絢爛さより血生臭さの勝る王妃の一生に、ハラハラが止まらなかった。

2018/06/01

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