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特攻の島 9 (芳文社コミックス)

特攻の島 9 (芳文社コミックス)

特攻の島 9 (芳文社コミックス)

作家
佐藤秀峰
出版社
芳文社
発売日
2018-02-16
ISBN
9784832235946
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特攻の島 9 (芳文社コミックス) / 感想・レビュー

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完結してしまいました。軍人になってからずっと渡辺の苦悩や戦いを追ってきて、死ぬためだけの訓練をし、死ぬためだけに生きてきた名が知られていない沢山の若者たちの思いをしっかり受け止めて忘れないでいこうと思いました。また、特攻隊だけでない、回天を発信させ結果報告をするために一緒に出撃する仲間や、潜水艦の艦長、整備兵、皆全員命懸けだったことも忘れてはならないと思います。

2018/02/18

零水亭

雑誌連載時に全体の1/3くらいを読みました。回天戦の漫画は佐藤先生にしか書けないであろう、重いテーマですね・・・。 回天は実話では『艦長たちの太平洋戦争』『伊号58潜帰投セリ』にも出てきますが、創作物では阿川弘之『暗い波濤・下巻』(小説とはいえ、阿川氏自身も予備学生でしたし、非常にリアルな作品)には回天隊員との連絡通路の蓋を閉める係の兵の話が出てきます。「あの蓋を閉めるのは、凄く嫌なものです。焼き場の蓋を閉めるような嫌な感じがするものです」。

かおりんご

漫画。ついに終わってしまいました。あまりにも切ない終わり方でした。たまたまですが、この本を読み始めた頃に、特攻の島『大津島』に行きました。もちろん沖縄や知覧、広島や長崎にも行ったことがあります。あの戦争を悪だと言うことはとても簡単ですが、そう言ってほしくないなと読んでいて思いました。確かに多くの人が犠牲になった戦争ですが、自分を犠牲にしてまでも戦った気概を忘れてはならないと思います。また、無言館にも行きたくなりました。

2018/02/19

瀬谷

生きるとは、意味のある一生とは何かを強く考えさせられる作品。巻を追うごとに迷いや覚悟がにじみ出ている主人公の自画像(表紙)が物語にリンクし、極限の描写にひたすら圧倒された。遺された側の指揮官と艦長によるエピローグも感慨深い。

2022/08/03

eihuji

極限状態の精神の在り方を佐藤秀峰が圧倒的画力で描く。疲労感を覚えるほどに重い内容だが先人の歩みから目を逸らしてはならない。13年に及ぶ執筆、お疲れ様であります。

2018/04/06

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