Life 線上の僕ら (花音コミックス)
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「Life 線上の僕ら (花音コミックス)」のおすすめレビュー
泣けると話題に! 17歳から年老いて死ぬまでの男性カップルを描いた『Life 線上の僕ら』
『Life 線上の僕ら』(常倉三矢/芳文社)
「尊い……」というのは、神がかって素晴らしいBLカップルを前に、腐女子が感動のあまり漏らす、感情が極まった際に発する言葉なのだが、従来の意味で本当に「尊い……」とつぶやいてしまうBLマンガがある。『Life 線上の僕ら』(常倉三矢/芳文社)である。
「泣ける」とじわじわ話題になり、12月には新垣樽助さんと興津和幸さんという、今やBLドラマCD界では欠かせない人気声優でドラマCD化も決定している本作。このお二人が、高校生から老年までをどのように演じ分けるのかという点でも注目されている。
夕希(ゆうき)は、空想癖のある、明るく無邪気な高校生。ある時、「白線ごっこ」の最中、他校の高校生・晃(あきら)と出会う。白線ごっことは、「白線以外を歩いたらダメ」という、時々小学生がやっているような他愛のない遊びで、夕希と晃は白線上で出会った「遊び仲間」だった。
晃が思わず夕希にキスをしてしまったことから、二人の関係は友人から恋人に。大学生になって本格的なお付き合いを始める。その後、ちょっとしたすれ違いもありつつ、社会人…
2017/10/19
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「常識から外れても、幸せになれる」――傑作BLで自分の人生を考えてみよう
『Life 線上の僕ら』は、BL情報サイトちるちる主催「BLアワード2018」ベストコミック部門第1位となり、タレントの池田裕子さんがジャニーズアイドルA.B.C-Zのバラエティ番組『ABChanZoo』で紹介するなど、大きな評判になったボーイズラブマンガ。
同い年の伊東晃と西夕希が、高校生で出会ってから、それぞれの生を終えるまでの一生を描いた作品だ。出会い、愛し合い、別れ、そして――。たった1冊の中に、二人の男性の人生の輝きや喜びや哀しみが凝縮され、読後には大きな感動が残る。普段BLを読まない人にも読んでほしい傑作である。作者の常倉三矢さんはBLデビュー2作目にして、圧倒的話題作を上梓した大注目の新星である。作品に込めた想いなど、貴重なお話をうかがった。
■「男性が主人公のストーリーマンガを描きたい」――BLを描くまでの、長い道のり ――2015年に『咬みつきたい』でBLデビューされ、昨年『Life 線上の僕ら』が大ヒット。過去には別名義で、少女マンガ誌などでもご活躍でした。ご自身のヒストリーを教えてください。
常倉三矢さん(以下、常倉) 思春期…
2018/11/17
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Life 線上の僕ら (花音コミックス) / 感想・レビュー
hideko
初読み作家さん。涙ウルウル。鼻水ズルズル。BLでこんなに泣けたの初めてです。。°°(≧□≦)°°。多くは語りますまい…読んで損無し!(A◇;)ノ
2017/04/29
ふかborn
泣く準備はしていました。いい具合に省略した絵柄と少なめの台詞が90年代のひかわきょうこの漫画を思い出す。白線の上を歩くのに色んな想像を巡らせている高校生ふたりが純粋というか、もうすでに号泣。だぁーだぁー涙を流しながら読んでいたが、彼らの20~40代はセンチメンタルが強いかも。愛し続ける事が恐ろしくなった晃も、愛していた人を忘れられずにいる夕希も切なくて、考えるだけで涙が止まらない、どうにかして。終末期のふたりは、もう観ているだけで目が潤んでくるので辛い。でも幸せな最後で良かったウエ~ンズビズビ。
2017/05/07
さとまみ(コミックス&BL小説専用)
駆け足な人生だった。離れた時もあったけど、やっぱり2人で過ごす時間が幸せそうで。でも、駆け足。人生ってそんなもんかもしんない。
2017/12/28
みやこ
臆病で身勝手で馬鹿な伊東。私は西に肩入れしていたおかげで、アレをやられたのが自分だったら?と置き換えて考えて、果てしなく複雑な気持ちになったわ。だけど、西は伊東を許した。二人で人生を歩むことが西の選択。でなければ、互いに想いを残したままの二人の人生はどんよりしたままだっただろうから。だから、良かったと思う。好き、の気持ちは計り知れない。そして、想いを通わせた人と人生を最後まで添い遂げることができるのは、とても幸せなこと。未来への約束を信じられる二人の笑顔に込み上げるものがある。ずっとずっと君と一緒に。
2018/11/11
そらねこ
うぉぉぉ~(ノД`)・゜・。良かった…♡ 色々いろいろ攻めには文句あるけど でも… 長い人生、好きだけでは進めない事が普通の男女間でもあるのに…そりゃぁ あるよね…。攻めには正直ムカついたけど、許した受けは攻めの事を大好きだし弱い所も含めて分かって愛してたんだな…って思う。こんな風に人生終われたらいいよね…。
2017/10/14
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