もりのえほん (安野光雅の絵本)
もりのえほん (安野光雅の絵本) / 感想・レビュー
シナモン
図書館本。どこまでも森の景色が続く絵本。文字はありません。その代わり、どのページにも結構な数の生き物が隠れています。これがなかなか難しい…。近づけて、離して、ひっくり返して。あまり真剣にやると疲れるので、そんな時は森の香りや木々の葉の揺らぎを楽しみながら。一呼吸置くとまた見つかるかもしれません。あ~でも九州地図が分からない…。
2020/03/13
KAZOO
安野さんの初期のころの絵本だと思います。緑と黒の少ない色できめ細かな絵を描かれています。楽しいのはこれらの絵の中にさまざまな動物たちが隠れていて昔から安野さんはこのようなことを好きだったというのがよくわかります。「旅の絵本」シリーズでも様々な物語の一場面をうまく入れておられるのを思い出しました。
2020/12/28
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
美しい森が画面いっぱいに広がっています。緑の濃淡で静かな世界が描かれます。誰もいない……いないよね……あれれっ? さすが安野光雅さん。目を凝らすといるいる、いろんな動物が絵の中に隠れています。一つの絵に2匹か3匹を見つけて、巻末の種明かしで確認してびっくり。想像以上にたくさんの生き物が潜んでいました。1977年10月『こどものとも』発行。絵本は1981年2月初版。
2016/04/10
馨
旅の絵本シリーズから安野光雅さんの作品のファンになってしまいました。もりの絵本も、言葉なしでひたっすら森。普段はこんなに緑に囲まれた場所になんか全く行く機会もないので絵だけど癒されたしこんな自然のあるところは守っていかねばならないと感じました。ただ木が生い茂っているだけなのに安心したり、影を作って暗くなっていると恐かったり、森は色々な表情があると思います。
2017/05/04
鱒子
図書館本 森の景色が延々と繰り広げられる絵本。しかしその中には動物たちが隠れているのです。本を逆さにしたりして一生懸命探しましたが、なかなか難しい。奥付の下に答えが載っていますが、それを見ても分からないところがありました。実に楽しく素敵な絵本。さすが安野光雅さん。
2020/02/27
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