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アリになった数学者 (たくさんのふしぎ傑作集)

アリになった数学者 (たくさんのふしぎ傑作集)

アリになった数学者 (たくさんのふしぎ傑作集)

作家
森田真生
脇阪克二
出版社
福音館書店
発売日
2018-10-03
ISBN
9784834084344
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ジャンル

アリになった数学者 (たくさんのふしぎ傑作集) / 感想・レビュー

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鉄之助

大人にこそ読んでほしい、と強く思える絵本だった。「在野で数学の世界を探求する」(プロフィルから)森田真生ならではの味わい深い文章。その文章から、よくこの絵を描いたものだ、と思わせるテキスタイルデザイナー脇阪克二の力量にも感服。算数と違って「数学」とは、数や図形がそもそもどのようなものかを、考え感じることだ、という。「アリがエサをわけあうように、数学者は、発見をわかちあう」。心にグサッと突き刺さった。その発見を人に伝え、感動を共有する喜びもまた格別だ、とも言う。感性のアンテナを磨くに最適の絵本だった。

2019/06/25

キジネコ

数・数字そして図形。そもそも数学とは?それを探究する数学者とは?先ず理屈の解体ありき、例えばアリにとって、それは「どの様であろうか?」と考えてみる。働きアリにとって?そして女王アリにとって?概念としてある数と図形は目に見えないと云われて「なる程」と改めて思う。計量する行為を求める心的要因、感情の所在を内観する禅や老荘の教えまで沈降してみる愉快、以前読んだ「像の時間ネズミの時間」が教えてくれた生命のサイズによって違うアラユル事象の意味合いを、再び問い学ぶ。天空より降る雨粒の一滴、アリにとっての禍福や如何?

2019/04/09

やいっち

「数学する身体」の著者の本ということで、出版を知って即日予約ゲット。絵本だったとは。我輩には、童話や絵本を楽しむ柔らかな感性は乏しい。ファンタジーも敬遠しがち。頭が堅いのである(物理的に…じゃなく。頭が悪い…とは自分では認めたくない)。小一の頃、担任の先生に、10から1まで逆に言えと言われた。クラスの大概の子は出来たが、我輩は出来ず、教室の後ろに立たされた。水の入ったバケツを持たされて。10から9、9から8までは何とか言えたかな。7近くなると、頭はボーとしてきていた。チコちゃんの言う意味じゃなく(続く)

2019/06/24

タナカ電子出版

この本はちょっと難しい絵本です。 でもなんとなく荘子の胡蝶の夢を思わせる、話です。不思議だけど府に落ちる感覚絵本です。 荘子が好きなら読んでください。

2019/04/16

れっつ

福音館書店の「たくさんのふしぎ」初出から、このたび傑作集としてハードカバーで登場。タイトル通り、ある時アリになった数学者が、数学者そのものについてや、アリと人間との感覚や社会や数学的世界の差異をひとつひとつ実感しながら、いろんな考察をする。その語り口は穏やかで、哲学的な匂いもして、絵の大胆さや可愛らしさに比べ、この内容や作者の意図を、例えば小学生が一読してすんなり理解できるとは思えないが、数学を基軸として、思いや世界の違いを語るような絵本は希少で、新たなものの見方や探究心が目覚めるきっかけになるかも…。

2018/12/28

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