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しつこく わるい食べもの

しつこく わるい食べもの

しつこく わるい食べもの

作家
千早茜
出版社
ホーム社
発売日
2021-02-26
ISBN
9784834253436
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しつこく わるい食べもの / 感想・レビュー

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ガチャ

透明な夜の香りが好きだったので、エッセイ本とは知らず手に取ってみた。それも第二弾! 千早先生の食に対する思いが知れて、楽しかった。 好きに食べるはいいこと。大人の特権ですね。 自分の好きなものを好きに作りたくて料理を好んでいるには賛同です。 気にしいの私には「別れも出会いも、結局は自分が作ることなのだ。人が勝手に決めた区切りにふりまわされなくていい。」に妙にしっくりきたな。炊飯器の話にも納得できた。

2021/05/16

tetsubun1000mg

「わるい食べもの」「こりずにわるい食べもの」と続けて読んで独特の味覚に感化されて「しつこく...」を読んでしまった。 潔癖症気味なのか、一人が好きなのか食に関する独特の感性は譲れないらしい。 でもそのこだわりが新鮮で、こんなふうに感じる人がいたのか?と興味深く読めてしまう。 味噌汁、パフェ、新幹線の弁当でおかずが上に載っているものが大好き。 和え物、幕の内やシュウマイ弁当のように混ざっていたり、ご飯とおかずが別々な弁当も受け入れないそうだ。 なんとなく筆者の基準は分かってきたが、その独特の感覚が面白い。

2023/02/22

ぶち

前作に引き続いての、美味しいだけじゃない、食べものエッセイです。嫌な思い出や、生理的に受け付けない食べ物のお話がてんこもりです。自由奔放に食への食へのこだわりを語っていた千早さんですが、後半は少しトーンが違ってきました。飲食店にさえ自由に行けないコロナ禍の時代に、食べ物のことなんか書いていていいのかと迷っているのです。でも、担当T嬢の説得により、連載は続くことになりました。ほんとうに良かったです。こんなときにこそ、千早さんたちのような方々には書いて欲しいのです。そして読みたいのです。嬉しかったです。

2022/08/12

Ikutan

前作から千早さんの食いしん坊ぶりは知っていましたが、お腹が弱いとはびっくり‼てっきり、あの食べっぷりから強靭な胃腸の持ち主なのかと思っていました(笑)今回も食にまつわる楽しいお話。うんうん確かに、包丁で野菜を刻むとモヤモヤがスッキリするね。でも料理中、突然やんなっちゃうこともあるある。クスリと笑える文章で共感したり、へーっと新しい発見があったり。そっか「おいしいでしょう」って言わないようにしよう。後半にはコロナ禍での葛藤も書かれています。あとかた姫ちゃんの今後の成長も気になるし、また続編を書いて欲しいな。

2021/04/17

たいぱぱ

人は誰も「めんどくさい」部分があり、それがまた個性であり魅力でもある。千早さんも例外ではなく「めんどくさい」ところが面白い。パフェ食べ過ぎて肌が荒れるってどんだけ食べたんだよ。聞いたの事ないよ(笑)。エッセイの中にカフェでサラッとパフェふたつ頼んでるけど、そんなの見た事ないよ(笑)。そういえば昔は「男なんだから」とパフェ頼んだ事なかったな。今は平気で頼んでるけど、ふたつはない。食べれるのにどこかに罪悪感があるんだろうか?コロナ禍に入ってらのエッセイ、そしてあとがきが秀逸。その心情、身に染みる程よくわかる。

2021/05/04

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