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デクリネゾン

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作家
金原ひとみ
出版社
ホーム社
発売日
2022-08-26
ISBN
9784834253610
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デクリネゾン / 感想・レビュー

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starbro

金原 ひとみは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 半分私小説でしょうか?コロナ禍でありながら、美味しい物を食べ、かなり年下の若い恋人(途中から3度目の夫)とS●Xを重ねる作家の物語でした。チン横を掻く⇒プロポーズ⇒結婚(⇒離婚)(笑) https://hb.homesha.co.jp/n/n6265e3960c42?magazine_key=mfa23c63cd47d 【読メエロ部】

2022/09/22

さてさて

一人の小説家として、娘・理子の母親として、そして『バツ二』の中に『二十一歳』の大学生と付き合う『アラフォー』の今を生きる主人公・志絵の日常が描かれるこの作品。そんな作品にはコロナ禍を舞台にした人々のリアルな暮らしが描かれていました。小説家が主人公ということで、いらぬ深読みをしてしまいがちにもなるこの作品。美味しそうな食の描写の数々が物語の雰囲気感を明るく保つこの作品。志絵の言葉を借りて金原さんの様々な思いが圧倒的な迫力をもって伝わってくる物語の一方で、金原さんらしからぬ読後感の良さに驚きもする作品でした。

2023/04/12

モルク

作家の志絵はバツ2、中学生の娘理子と暮らすが大学生の彼氏蒼葉と同居することになり理子は自ら選択して実父の元へ。元夫たちとも良好な関係、仕事もきついが順調、コロナ禍で生活も変わったが相変わらず志絵は自由。時短でアルコール提供が限られることになり不満をもち、おしゃれなレストラン、様々の美味しそうな料理、ワインそしてホテル…売れっ子作家なのでたいしたことないのかも知らないけどどのくらいお金がかかっているのか貧民は気になる。あのコロナ禍で結構自由にやってるんだな。そして蒼葉の母がちょっとかわいそうになった。

2022/10/27

なゆ

最初、作家バツ2アラフォーで中学生の娘いるのに大学生の彼氏もいて…もしやハラハラ胸やけしそうな展開?と読み始めたが、やっぱり好きだわ金原さん!生き方には共感できなくても、言葉はガンガン響いてくる。志絵は金原さんの分身なのか、自分の欲望にも貪欲でいながら娘のことは強烈に愛してやまない、その狭間のジレンマが。なんか柔らかくなったな金原さん。実は蒼葉との関係の変化は、全く違うパターンを想像してました。ただ、ホッとする結末のようだけど、蒼葉の母から爆弾投げ込まれなきゃいいけど…の懸念も。ガッツリ肉食な表紙が素敵★

2022/10/09

ネギっ子gen

『ミーツ・ザ・ワールド』が読んだとき、なぜこれまで著者を読んでこなかったのか! と禿頭を強打したくなるほど悔やみ、己の知見の狭さというより了見の狭量さを深く愧じた。ただただ圧倒され打ちのめされてしまったので、旧作に伸びるべく手が縮こまった状態でした。そこで、新作の報。勢いで手に取りました。やはり本書も、【圧巻の読み応え】。二度の離婚を経て、中学生の娘・理子と暮らすシングルマザーの小説家・志絵。恋人の大学生・蒼葉と一緒に暮らしたいと娘に告げる──。「豚尽くし料理」を意味するタイトル名が、内容に合致し秀逸。⇒

2022/11/23

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