ルルン=ナンダーのほし
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宇宙に思いを馳せる絵本(2023年7月 新刊&おすすめ絵本)
夏は夜空を見上げることが多いような気がします。旅先で、キャンプで、お祭りや花火大会の帰り道で、ふと星空を眺めること。その先にあるだろう宇宙を、遠くにぼんやりと感じること。
一方、ニュースでは、宇宙についての最新情報を目にすることが増える日々。国際宇宙ステーションの様子や民間企業が実施した宇宙旅行の話を聞くと、急に宇宙を現実的に感じたり。技術の躍進で、私たち人類と宇宙との距離は着実に近づいているのを感じます。
みなさんにとって、宇宙はどんな存在ですか? 近い? 遠い? 未知で無限? 実態や輪郭がある? 見果てぬ夢? 生きている間に一度は旅行できそう……? 人それぞれに、さまざまな宇宙観、宇宙への思いがありそうです。
今回ご紹介する「宇宙に思いを馳せる絵本」では、登場人物や作者の目線を通して、さらにいろいろな宇宙の姿に出会えると思います。 本からのアプローチで、あなたにとっての宇宙がさらに広がりますように。
月面に到着、地球をスケッチして、一人の子は置いてきぼりになって……こんな宇宙遠足に行ける日も、遠くない?…
2023/7/21
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ルルン=ナンダーのほし / 感想・レビュー
新田新一
ルルン=ナンダーは、小さな星の女の子です。うっかり空から落ちてしまい、大変な目にあいます。山に住む優しそうなロンに出会って、彼の家で暮らし始めました。優しそうに見えたロンでしたが、たきぎを毎日取って来いと厳しく命令し始めて……。読み終わると、ほろりとする素晴らしい童話です。『アンパンマン』の作者は、人の本当の優しさを深く理解していた、稀有の表現者だったことがよく分かります。
2024/03/29
ふじ
読みたかった本消化中。やなせたかしによる心あたたまる童話。お転婆な星の子、ルルン=ナンダーが誤って地上に落ちてしまってからのお話。助けてくれる役として動物ばかりが登場するかと思いきや、まさか人間と恋仲になるなんて…大人のメルヘン。(でも話は読めるので、大人の目に耐えるかは定かでない)他の方の感想で、幼児向けの大人の物語とあり納得。
2023/08/23
阿房門 王仁太郎(アボカド ワニタロウ)
自分が悪漢になってルルン=ナンダーを鍛え上げた少年だけが彼女を天に帰せた展開は正義(献身)と自分が傷つく事の同義性という『ハルのふえ』にまで続くテーマの再演だと思う。撃たれて横たわるルルン=ナンダーの絵の悲壮感よ。
2022/06/18
みゆき
すごく良いお話だった。最後には、胸がキュッとして、少し涙が出そうになった。
2016/04/10
つむまま
図書館
2020/12/13
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