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遊びの四季

遊びの四季

遊びの四季

作家
かこさとし
出版社
復刊ドットコム
発売日
2018-02-24
ISBN
9784835455686
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ジャンル

遊びの四季 / 感想・レビュー

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ツキノ

かこさとし生誕92周年記念復刊。価値ある復刊!ふるさと福井で子どもの頃遊んだ記憶を、できるだけ当時の自分に立ち返ってその心と立場から記したという。季節ごとのあそびを鬼ごっこの分類、父親の思い出(143p)、戦争ごっこについての教育者の間違った分析(164p)、あやとりの伝承(192p)など、かこさんならではの洞察が素晴らしい。

2018/05/16

そうたそ

★★★☆☆ 自身の遊びの記憶を繙くかのように綴られたエッセイ集。豊かな自然に囲まれた子ども時代が想像できる素晴らしい内容。今となっては外遊びよりも室内遊びがメインになりかけているといっても過言ではないし、本書に書かれているような季節とともに移ろうような遊びは失われつつあるのかもしれない。その季節ごとに遊びの題材を見つけるというのもまた子どもにとってはひとつの学習であったのかもしれないと思う。随所に挿入される著者のイラストを見て、子どもの時に読んだ絵本を思い出し懐かしんだ。

2018/05/28

てまり

昭和5年ごろ、福井で過ごした子供時代の遊び。子供というのはいろいろなところから楽しみを掘り出せるものだと感心する。野原、川、雪があれば遊びは無限。また、その遊び方は年長者や大人からの伝授を必要とするものが多く、この時代と取説やまとめサイトから情報を得られる今では先輩への敬意の持ち方は違ってくるだろうなと思えた。にしても、途中さらっと触れられる北陸の貧しさは衝撃だった。

2021/11/08

滝原夏希

かこさとしさんの本で育った自分としては、もっとご活躍いただきたかったので訃報はショックだった。 これが最後のご本となる。 なつかしいイラスト。草花のあそび。すもうやなわとび、おにごっこ。笹の葉で船をつくって流したり。かげふみ、あやとり、雪遊び。幼い頃やった遊びの数々を思い出しながら郷愁のなかで読み進んだ。 かこさんのご幼少時代の思い出の中で感じられた「大人は子供の心を先回りしてよみとったように思っていてもそれはかえって子供をより一層つらい悲しい思いにつきやっていることが多い」に共感。自主性を育てるのが大事

2018/07/16

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