KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

小さなピスケのはじめての旅

小さなピスケのはじめての旅

小さなピスケのはじめての旅

作家
二木真希子
出版社
復刊ドットコム
発売日
2018-03-16
ISBN
9784835455747
amazonで購入する Kindle版を購入する

ジャンル

「小さなピスケのはじめての旅」の関連記事

~旅の日に~『小さなピスケのはじめての旅』 (復刊ドットコム)

1988年に日本旅のペンクラブが制定した、5月16日は「旅の日」。

遡ること300年以上前の1689年の今日、俳人・松尾芭蕉が江戸を出発、奥の細道へ旅立ったのです。

コロナ以降、日ごろの生活のなかで旅が持つ意味を改めて感じた数年間でしたが、遠くに行かずしても旅行気分になれる場所を見つけたという方も多かったのではないでしょうか。

さて、ご紹介するのは、名アニメーター・二木真希子が遺した唯一のオリジナル絵本「小さなピスケ」シリーズのひとつ『小さなピスケのはじめての旅』。

二木真希子は、宮崎駿監督や美術監督の男鹿和雄氏からも、自然描写や想像の世界の木々の力強さ、透明感を絶賛されていました。

夏のはじめの晴れた朝 「じぶんの家はじぶんで探すんだよ。」 と、お父さんに言われ、ピスケはたったひとりで旅にでます。 「ここに住んでもいいですか。」 やっと見つけたすてきな場所は......。 (『小さなピスケのはじめてのたび』本文より)

 

やっと見つけた家が自然災害に遭いつつも、自分の暮らしをたてなおしていくピスケ。

森の匂いや、動物たちのささやきまで…

2023/5/17

全文を読む

関連記事をもっと見る

小さなピスケのはじめての旅 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

♪みどりpiyopiyo♪

「お父さんも、お母さんも、そのまたお父さんもお母さんも、ピスケの年になったら、一人で旅をして、自分で、住むところを決めたんだ」 ■可愛らしい冒険のお話を読みました。ふさふさなしっぽと ふさふさなたてがみが素敵な とっても小さなピスケが、はじめての旅に出ます。■お父さんお母さんのお家、可愛いなぁ♡ 見上げる草むらや、丘の上から臨む開けた草原、流れる雲や、時間の流れなどの自然の描写が生き生きとして。■自分だけの心地よい場所が見つかって、ピスケ 良かったね (ღ′◡‵) (1993年。2018年 改訂版)(→続

2018/11/28

ふじ

ジブリのアニメーターであり、守り人シリーズの挿絵を手掛ける方の絵本が復刊ドットコムで。良い世界観を存分に堪能しました。まさに「絵」本。家を出て新たに生きる場所を見つけるまでの物語。シリーズ1冊目。

2018/12/22

らじこ

ここからピスケは始まったのか、と感慨深い思いで読んでしまったのは、2作目を先に読んだからだろう。ピスケが自分の生きる場所を見つけるまでの冒険が描かれているのだが、読んでいると、ピスケの生き方が好きになる。この物語にこめられた愛情に惚れ込んでいく。孤独な人にこそ物語はよく効く、とわたしは思う。物語は、人生に変化をくれるものではないかもしれない。でも、確実に、そっと、人生に寄り添うのだ。心に寄り添い、心を豊かにしてくれる。この物語はそんな愛情に溢れている。

2020/05/08

ぽてちゅう

一人で旅して自分で決める自分の家。親元を離れ大人の階段を登り始めるピスケ。目の前には高く澄んだ空、だだっ広い大地、明るい未来が開けてます。旅の途中、自然の力に抗えず荷物を失ってしまうピスケですが、お父さんお母さんが持たしてくれた、小さき弱き者(虫たち)を助ける優しい気持ちはしっかり身に着けていました。「ここに住んでもいいですか。」自分の家にと望む木にご挨拶。奮闘の末居心地の良くなった家での一服のお茶は、格別の味だったでしょうね。

2021/01/23

風里

復刊するのがわかる、素敵な絵本。 絵本なだけでなく、小学生向けの図書にしてもいいと思う。 冒険の果て、自分にとって大切なものは何かに気付けば、地に足つけて丁寧に暮らせるのだ。

2019/01/19

感想・レビューをもっと見る