アリスのさくらんぼ ―やなせメルヘン
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6/6は「山形さくらんぼの日」 (復刊ドットコム)
さくらんぼの生産量日本一を誇る山形県。
その山形にあるJA全農山形が制定した、6/6はさくらんぼの日です。
「6」がさくらんぼのシルエットに見えることと、収穫の最盛期を迎えることから制定されました。
さくらんぼといえば、弊社で出版している『アリスのさくらんぼ』。
もともとは1973年にサンリオから刊行された、やなせたかしの短編童話集です。
動物と人間の関係を通して「命」について問う名作であり、アニメ化もされている表題作「アリスのさくらんぼ」を含めた7つの短編童話が収められています。 そして、売れない漫画家ヤルセとアンパンマンの初めての出会いが描かれている幻の作品「飛べ! アンパンマン」も収録。
ーたとえ誰もよろこばなくても、編集者は反対しても、ぼくは君の物語をかきつづけるよー
やなせたかし生誕100周年にあたる2019年に復刊後、ロングセラーをつづけています。
アリスのさくらんぼ ―やなせメルヘン
著:やなせ たかし 出版社からの内容紹介 やなせたかし生誕100周年の記念復刊!『十二の真珠』『だれも知らないアンパンマン』に続く“幻のアンパンマン”作品「飛べ!ア…
2023/6/6
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アリスのさくらんぼ ―やなせメルヘン / 感想・レビュー
かおりん
やなせメルヘンと名付けられた小編7つ。めでたしめでたしで終わらないものもあるけど、イラストが多く想像しやすい。初期のアンパンマンは首から上が無くなるシュールな絵だった。「はだかのワニ」は好物のポンカンとワニ皮を交換するが、悪人に騙され丸裸にされる。博士は新種だと騒ぎ、孫娘だけが冷静なのがおもしろい。
2019/08/24
えみ
子供にも大人にも同じように物語を紡いでくれるやなせたかし先生。子供の頃は心踊らせ、熱い思いで先生の作品に触れていた。そして大人になった今はどこか懐かしく、それでいて新鮮な気持ちで物語に引き込まれていく。どんな言葉にも訴える力があるのだということを改めて教えてもらえる本。絵本ではないけれど、先生の人柄が滲み出る温度ある挿絵がたくさん載っていて嬉しかった。7話収録されているが、どれも可愛らしい話なのに深くて成る程と納得してしまうような妙に重みのある話だったりする。1日の終わりにそっと読みたいやなせメルヘン集。
2019/04/10
爽
やなせメルヘンと分類される3作目だそう。どれもちょっと心がざわつく。有名なアンパンマンくらいしか知らなかったけど、色々な作品を送り出してるんだな。あとがきが1973年10月となっていて、今から40年以上前の、全く社会も環境も異なるだろう時代に書かれたものなのに、色褪せず、考えさせられるし楽しめる。
2019/07/21
izw
やなせたかしのメルヘン第3集の復刻版。どれも風刺がきいていて、おもしろい。目次が変わっていて最初に驚いた。「表題と内容早わかりガイド - とりあえず短かい時間で立ち読みする人、あるいは手取早く内容を知りたい人、または読まないで批評文をかく人の為の親切なガイド、でなければ読む前の胸おどる予告編。」だそうだ。中に「飛べ!アンパンマン」もあるが、あのアンパンマンシリーズの元となった作品なのだろうか。
2019/07/31
オズ
アンパンマンの原型のようなお話ほか、短編をいくつか収録。杉の木と野菊の話はちょっとかわいらしいけれども、全体的になんだかほろ苦く厭世観がある。アンパンマンの短編に登場する兄ちゃん(ヤルセさん)はシンプルな線だけどイケメンだと思う
2023/08/10
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