わたしらしく働く!
「わたしらしく働く!」のおすすめレビュー
自己肯定感が低くてもあきらめないで。「わたしらしさ」を発見し幸せになるためのサプリ本!
『わたしらしく働く!』(服部みれい/マガジンハウス)
シルバー世代でさえスマホに移行中というのに、ガラケーにこだわっている友人がいる。ブレることのない「わたしらしさ」を、確かな道しるべとした生き様は、何をしている人であれ、素敵だと思う。よくぞ、「わたしらしさ」を発見したなと、尊敬してしまうのである。
現在、生まれ故郷の岐阜県美濃市を拠点に、詩とインタビューの雑誌『まぁまぁマガジン』(旧『murmur magazine』)の発行や文筆活動の他、出版・商品プロデュースや農業を中心とした天然生活を営む、服部みれい氏も、そんな素敵な人のひとりだ。
そこで本稿では、『わたしらしく働く!』(服部みれい/マガジンハウス)を題材にして、「わたしらしさ」について、学んでみよう。というのも、わたしらしい人生は、本当の自由が手に入り、とにかく幸せなのだという。
本書の7割を占めるのは、服部氏が25歳から45歳となった2016年までの、出版業界でのキャリア奮闘記にして、夢実現までの紆余曲折の回想録だ。そして残り3割は、その過程で服部氏が培った24の「知恵」が、読者にも…
2018/6/30
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わたしらしく働く! / 感想・レビュー
masa@レビューお休み中
働くことって何だろう。当たり前に日々しているけれども、実は深く考えてなかったりする。何となく働いている。流されるままに働いているというのが、僕も含めて大多数の人が抱えている問題なのではないだろうか。服部さんって、今のステイタスを獲得してからしか知ったのですが、その前は波瀾万丈な人生だったんですね。編集社に勤めて、フリーのライターになって…。今のマーママガジンを出版するまでの服部流のわたしらしく働く姿が紹介されています。人生って、二転三転、流転するからこそ面白いのかもしれないですね。
2016/12/06
kmfm
同じ岐阜県出身の方ということで読んでみた。今厳しい出版業界に身を投じての作者の奮闘が凄い。いろいろな失敗もしながら、着実にスキルや人脈を高めている。最初から才能や適性があったわけではなく、手本となる人や技術を繰り返し学習したことがよく分かった。また、自分のめざす姿をしっかり持てたことで、やることがはっきりし、それは東京でない方がよいと判断して、帰郷した。働くにあたっての気持ちの持ち方がとても参考になった。今後の活躍がまた分かると、こっちも励みになると思った。
2016/06/05
阿部義彦
小さい出版社から始まる一編集者の奮闘記そして魂の記録です。著者はオリーブ少女にして宝島愛読者でパンクファッションで決めてた、私と10年も違わないまあ同世代でしょう。編集室で徹夜する時も、床に寝る派!憧れのオリーブにもフリーとして執筆する日々が来ます。その後マーマーマガジンを立ちあげるに至ります。この命名私は勝手にXTCのアルバムからかなーと思ってたら実はREMのアルバムからだったのねー!まあこのマガジン押し付けがましくなく自然派を主張してい私も愛読してます。願えば叶う波に乗れば全てがシンクロするもの。
2016/05/26
Salsaru
やれることを精一杯。頑張りどきには、やるっきゃない。
2016/07/04
MOCCO
「わたしらしさ」って何だろう、と思うきっかけになる。ほとんどが著者の仕事体験談で、編集者の仕事に「んーー。別世界」と感じた。物書きという観点では、理想の文章を追い求めるところが、少しわかる気もした。
2017/03/15
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