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世界がもし100人の村だったら お金篇 たった1人の大金持ちと50人の貧しい村人たち

世界がもし100人の村だったら お金篇 たった1人の大金持ちと50人の貧しい村人たち

世界がもし100人の村だったら お金篇 たった1人の大金持ちと50人の貧しい村人たち

作家
池田香代子
C・ダグラス・ラミス
出版社
マガジンハウス
発売日
2017-01-30
ISBN
9784838729029
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世界がもし100人の村だったら お金篇 たった1人の大金持ちと50人の貧しい村人たち / 感想・レビュー

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きみたけ

「世界がもし100人の村だったら」のお金篇で、前回の2000年のデータから2015年のデータにアップしています。この15年で極度の貧困者が17億人から8億人に、乳幼児死亡人数が1,270万人から600万人に減少と喜ばしいデータもあるものの全体的には厳しい傾向。世界の富の半分は100人のうちの1人に集中しているのは衝撃。金融工学やIT技術を駆使する取引に歯止めをかけること、得た巨大マネーにしっかりと税金をかけること、脱税やタックスヘブンを逃さないこと、税金で貧困層へ行き渡るようにすることなどを訴えています。

2023/02/09

ちさと

世界では8億人が貧困に苦しむ一方、0.14%の富裕層が世界の金融資産の81.3%を持ち、日本では6人に1人の子供が貧困という。本書は貧困や格差は金融派生商品の投げ売り、富裕層や大企業の租税回避無しには語れないとして、お金と地球社会にまつわる沢山の数字を提示しています。マネーゲームについてほとんど知識がないのですが、グローバルタックスの導入ってどうなってるのでしょう。国際社会が力を合わせないと、地球規模の問題解決は難しそう。

2018/11/23

ヒラP@ehon.gohon

世界がもし100人の村だったら、という仮想から世界経済を見ているのですが、村の一角に信じられないほどの都市があっても良いのだろうかと考え込んでしまいました。 しかもその都市は高い塀で囲まれていて、村民から搾取を続け、村民たちの入りこむ隙間などないのです。 一人の大富豪が世界を支配するような構図を思い描いてしまったら、経済の仕組みって怖いばかりですが、冷静に世界を見つめ直す本だと思います。 後半の解説もしっかりと読みたいと思います。

2021/07/01

コージー

★★★☆☆ベストセラー『世界がもし100人の村だったら』のお金篇。このシリーズを実際に読むのは初めてだが、想像していたとおり読みやすい。とくに貧困を考える、よいきっかけになるのではないでしょうか。【印象的な言葉】①100人の村では1人の大金持ちの富と99人の富がだいたい同じです。②貧しさのために、5秒に1人子どもが死んでいます。③国連には、貧しさをなくすための組織があって、年100億ドル使っています。けれど、ほんとうに貧しさをなくすには、毎年その28年分が必要です。

2020/05/03

Mori

一巻が世に出てから、良化傾向にあるのはわかるが、まだまだ。グローバルタックスという発想は興味深い。どの程度、実現可能性があるものなのだろうか。

2018/08/01

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