くらしのきほん 100の実践
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「くらしのきほん 100の実践」のおすすめレビュー
塩、砂糖、しょう油はきちんと選ぶ。包丁は柄まで洗う。忘れたくない“くらしのきほん”
『くらしのきほん 100の実践』(松浦弥太郎/マガジンハウス)
近年はインスタグラムを開けば、ハイセンスな暮らしをたくさん眺めることができるようになってきた。所帯じみた暮らしから抜け出したいと思ってしまうし、憧れのインフルエンサーが使っているアイテムを購入することで、“映える暮らし”を手に入れたくもなる。
けれど、本当に良いものや美しいもの、楽しいものは、買って手に入れるのではなく、自分の手で生み出していくことが大切だ。そう訴えかけている『くらしのきほん 100の実践』(松浦弥太郎/マガジンハウス)は、今あるものを大切にしながら、日々の暮らしを見直せる1冊だ。
「きほん」について僕はこう再定義した。「きほん」とは、あきなくておもしろく、毎日あたらしい気づきと学びがある。 誰とでも分かち合え、いつも自分を助けてくれる宝もののようなこと。 そして、信じられる、守りたいこと。いちばん一所懸命なこと。つづいていること。うつくしいこと。なによりたのしいこと。
そう語る著者の松浦さんは、この世にあるすべての「きほん」を100年後の人たちにも伝えたいと考え…
2019/3/31
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くらしのきほん 100の実践 / 感想・レビュー
きゅー
ウェブサイト「くらしのきほん」では、料理を中心に、暮らしの知恵と日々の学び、今こそ大切にすべき心がけを動画とコンテンツで配信しているという。その内容を書籍化したものがこれ。電車内での立居振舞、箸の持ち方といったマナーや日用品の扱いについても書かれているが、メインとなるのが料理に関して。「きほん」とあるように決して難しいことが書かれているわけではないが、それを継続していくとなると話は別。ところどころつまみ食いして、自分の生活に馴染むものを取り入れられればOKかな。
2019/09/13
とも
電子図書館 料理だった
2021/05/02
skr-shower
”丁寧な生活”というお題目は好きではないが、ちょっとギスギスしている世の中深呼吸をして行動を始めるのはいいかも。ゆったりていねいに、言うは易し。
2021/05/04
あきこ
これぞ松浦さんのエッセイだ。前回「着るもののきほん」はちょっとがっかりだったが、本書は期待通り。暮らしの手帖のころの松浦さんの「ていねいさ」がある。掃除の項を読んでいると自分の家が気になって読書を中断してやってしまったりした。ほんのちょっとの行動で気持ちの良い思いができるものだ。料理のところに入るとレシピが充実してくる。こちらはすぐに作ることはなかったが、忘れないようにしたいものがいくつもあった。季節感や手をかけたものを食べるって豊かな暮らしだ。手元に置きたい一冊だった。
2021/04/04
taa
ラジオ番組「カレンスタイル」で著者を知り、書店で出合ったこの本を衝動買いした。書きぶりもラジオでの語り口そのまま。こだわりが詰まっている。奥付で「暮らしの手帳」編集長を9年も務めた人だと知り納得。内容は食(料理)に関するものが多いが、テーブルの拭き方、雑巾の縫い方、風呂敷での包み方まである。こんなこともネタになる、今はそんな時代でもある。
2019/07/06
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