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スナック キズツキ

スナック キズツキ

スナック キズツキ

作家
益田ミリ
出版社
マガジンハウス
発売日
2021-01-28
ISBN
9784838731381
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「スナック キズツキ」のおすすめレビュー

人生に疲れ、傷ついた人が訪れる『スナックキズツキ』。益田ミリが描く、ミステリアスなママの正体とは?

『スナックキズツキ』(益田ミリ/マガジンハウス)

 イラストレーターで、漫画家、エッセイストでもある益田ミリ氏が、7年ぶりの描き下ろし漫画『スナックキズツキ』(マガジンハウス)を上梓した。シンプルで肩の力の抜けた絵柄、日常のもやもやを的確に言語化したセリフなど、著者の持ち味は本書でも不変。それでいて、本書では設定の面白さが際立っており、益田氏の新たな代表作となりそうな予感だ。

 都会の路地裏でひっそりと営業しているスナック、キズツキ。傷ついた者しか辿り着けないというこの店が本書の主要な舞台だ。仕事や家事を1日頑張ってくたくたになった人たちが、家にまっすぐ帰りたくない時に立ち寄ってゆく。キズツキはそんな人たちの憩いの場となっている。

 登場人物は皆、ちょっとした傷を抱えている。コールセンターで働くナカタさんは、客からの過度なクレームにうんざりし、交際中の彼氏にも自分の話を聞いてもらえない。だが、そのクレーマーのアダチさんは、総菜屋のパートで同僚のワガママに振り回され、総菜の詰め方についてねちねちと客から難癖をつけられる。

 その難癖をつけたカホさんは、家…

2021/5/11

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歌いだすと溢れる思いが止まらない。損してるのは私ばかり/スナック キズツキ④

傷ついた者しかたどりつけないスナックが都会の路地裏にあるらしい――。傷ついて、傷つけて、生きている、くたくたな夜にほっと一息。スナックでなぜかピアノを弾きながら歌うことに。損するのは私ばかり…。歌いだしたら、溢れる思いが止まらない。

<続きは本書でお楽しみください>

2021/3/26

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クレーマーも実は…。客や同僚には、何を言われてもニコニコ/スナック キズツキ③

傷ついた者しかたどりつけないスナックが都会の路地裏にあるらしい――。傷ついて、傷つけて、生きている、くたくたな夜にほっと一息。クレームの電話を入れていたアダチさん。実は彼女も、客や同僚のワガママを受け入れる側だった。

<第4回に続く>

2021/3/25

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スナック キズツキ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

漫画。オーナーのトウコが経営するアルコールの出ないスナック。日々の生活で少しだけ傷ついた人たちが立ち寄りトウコがその人たちに合ったアドバイスで心を癒やしてくれる。ある人は歌、ある人はタップダンス、ある人はもう動いていない電話、心の内に秘めて誰にも言わなかった人生の悩みや不満をトウコが開放してくれ、そんな方法で?!というやり方で登場人物たちを前向きにしてくれる。トウコはミリさんのことかなと思ってしまいました。でも漫画家をやめたって言ってたので違うな。

2021/03/01

ガチャ

マンガだから読みやすい。 心が疲れた時には、ぜひ立ち寄ってほしい、スナックキズツキ!スナックなのにお酒は出ないけど、ソイラテでもラッシーでもマンゴージュースまである。 何よりここの女性マスターが、一緒に歌ってくれるは、踊ってくれるはで、はっちゃけさせてくれる。 自分はこんなにも不満を溜めていたんだな。 ただ、つい忘れてしまうのだけど、自分も傷ついているけど、相手が傷ついていないとは限らないもの。 そこまで考えたり、気をつかうと疲れるから、時々立ち止まれる場所があるといいですね。そんな場所でした。

2021/09/04

ででんでん

こちら側から見たら誰かを傷つけた人も、ひっくり返してみたら誰かに傷つけられていて、そしてそんな彼ら彼女らは、お互いどこかでつながっていたりして。それは私ともつながっていて…。スナックキズツキでそんなことに気がついて、ちょっとだけ何かを変えられたら、その変化がまた回り回って、みんなに届くかもしれないな。今、目の前にいる人との向き合い方や、自分がやってる小さいあれやこれやが、さざ波みたいにどこかに届いていくのかもしれないと思わせてくれるミリさん。すーちゃんシリーズよりもひとコマが大きくて、横長で新鮮だった。

2021/04/26

chimako

ドラマを観ていて設定のうまさに舌を巻く。まだ観ていないエピソードもあったが、キャストの妙もあってマンガの登場人物たちが生き生きとスナックキズツキに癒されていく。ドラマではマンガには登場しないこぐま屋の浜野謙太さん、味がある。ミリさんのマンガには鋭いが人を傷つけない可笑し味があって良いなぁとしみじみした。

2021/12/18

ばう

★★★ 読み終わって何故かホットココアが飲みたくなった。傷ついた人しかたどり着けないというスナックキズツキ。そこへやってくるのは毎日の生活の中でそれほど大きな事では無いけれど小さな傷をいくつも心の中に抱えてる人たち。彼らはスナックの女主人トウコさんの美味しい飲み物や食べ物プラス何かで心をほぐして出て行きます。図書館の予約待ち順番より前にTVのドラマを見ましたが先にドラマを観たおかげでより楽しめました。はぁ〜♡何だか読んでいる私まで心がほっこりしてきました。ミリさんの絵のお陰かな?

2022/03/26

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