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明日対局。

明日対局。

明日対局。

作家
渡辺明
出版社
マイナビ
発売日
2012-07-13
ISBN
9784839943509
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明日対局。 / 感想・レビュー

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R

渡辺竜王が駆け出しの頃から、竜王獲得、そして初代永世を得た頃に書いていたブログをまとめた本でした。非常に読みやすい文章で、たぶんリラックスして好きなように、好きなことを書いていたと思わされる筆遣いというか、文章からにじみ出る楽しさみたいなのが心地よくて読んでいて楽しい気分になりました。棋士の生活、対局に向かうとき、終わってからと非常に興味深い部分の日記が読めるというのも面白く、人間臭いところも見えて、満足な読書でした。

2016/05/04

緋莢

2004年、20歳という若さで竜王を獲得、2008年には羽生善治との「勝者が初代永世竜王」という歴史的一戦を制す。そんな渡辺明が、2003年から初めたweb日記には、結婚や長男誕生、趣味の競馬や対局の模様などが書かれていた。2003年から2011年までの日記に、巻頭インタビューやコラムを加えて、書籍化。

2017/03/11

ラッキー55

読了。将棋界のトップ棋士の渡辺明氏のブログが本になった。 今年の竜王戦で復位して、10回目の獲得となった。 彼は2003年から今でもブログを続けており、12年間も続ける のは大変なことだと思う。内容の主体はもちろん将棋であるが、 息子の事や競馬の事なども書かれており、将棋棋士の日常が 垣間見られるものである。 2008年の羽生名人との竜王戦での3連敗の後の4連勝でタイトル を防衛した時のコメントで、”あきらめない事の重要性を改めて 実感した”というのが、印象に残った。

2015/12/26

kokada_jnet

ブログの書籍化。竜王19歳から始まっているが、15歳でプロ棋士になった人だけあって、そのころから貫禄がある。

2012/08/17

ときのき

第84期棋聖戦のPVで、本書の「プライドを優先して勝てる程甘い世界じゃない。それは二の次で結果が全て」という発言が引用されていた。実は元の文章には「自分はそれほど強くない」という一文が挟まれている。PVでは、羽生棋聖の信条と対照的な部分だけ抜き出して使われていたわけだ。渡辺はリアリストであり、自分自身の身の丈も含め身も蓋もなく評価できる。この明快さ、自他へ分け隔てなく突き放した態度をとれるところが、時に傲慢に映るような言葉にすら愛嬌を感じさせる理由なのかもしれない。面白かった。

2015/07/31

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