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教養として学んでおきたい神社 (マイナビ新書)

教養として学んでおきたい神社 (マイナビ新書)

教養として学んでおきたい神社 (マイナビ新書)

作家
島田裕巳
出版社
マイナビ出版
発売日
2020-12-24
ISBN
9784839974237
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教養として学んでおきたい神社 (マイナビ新書) / 感想・レビュー

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Kentaro

神社の基本は、そこに祀られた神ということになる。神社を理解するには、まず神を理解しなければならない。言うまでもないが神を祀っていない神社はない。神社で祀られた神は「祭神」と呼ばれる。日本の神社界の中心となるのが、天皇家の祖先神である天照大神を祀る「伊勢神宮」である。伊勢神宮は、昔から「お伊勢さん」とも呼ばれてきた。そのお伊勢さんに参詣に出かけることが「お伊勢参り」である。ただ、伊勢神宮の現在の正式な名称は「神宮」である。伊勢神宮は、内宮と外宮の二つに分かれている。内宮の祭神は天照坐皇大御神である。

2023/08/21

Tatsuhito Matsuzaki

年の始めに初詣、子供が育てば七五三や十三詣り、特殊なお願いは丑の刻参り…etc. 日本人の心と文化に欠かすことの出来ない神社。 他の宗教には付き物の独自施設や布教活動が必須でなく、他国他人種に広げるものではない日本独特の宗教ですが、そもそも神社って何? 神社の成り立ちや概念、神仏習合・神仏分離といった歴史的過程などについても解説しています。

2021/04/03

渡辺(読書/散歩)

神社関連の本で、神社の経営やお金事情に触れているのは珍しい気がします。神社が国家と密接に結びついていた頃には経費が出ていたので金銭的な問題は少なかったのですが、戦後は神社にも経済的自立が求められるようになっていったとのこと。伊勢神宮をトップと定めることで権威性を高め、各神社に神宮大麻(伊勢神宮のお札)を販売させる。売上が前三年平均を上回ればボーナスが出る仕組みもあり、これが神社界運営のビジネスモデルとなっています。https://book-attic.com/jija-kyoyou

2024/03/19

kumoi

日本人が神に祈る場として最も原始的な形は磐座だったらしい。沖ノ島にある遺跡から古代の信仰が垣間見える。時代が降るにつれて、磐座がある山自体が神聖な場所となり、鳥居が建てられることで聖と俗が区別された。中世ごろに拝殿や本殿が建てられるようになり、神は恒常的に神社に存在していると考えられるようになった。古代の人々はなぜ祭祀を行ったのだろう。自然災害や感染症からの救いを求めたのか、それとも権力の正当性を示すために神が持ち出されたのか。信仰の発生学に対する興味が尽きない。

2022/06/18

mstr_kk

ネタはいつもと同じといえば同じですが、「神社とは何か」というテーマで、歴史的な事実や興味深い考察が並べられており、面白く読めるようになっています。

2022/01/21

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