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10年後、きみに今日の話をしよう。 (ファン文庫Tears)

10年後、きみに今日の話をしよう。 (ファン文庫Tears)

10年後、きみに今日の話をしよう。 (ファン文庫Tears)

作家
沖田円
ふすい
出版社
マイナビ出版
発売日
2022-10-13
ISBN
9784839981440
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10年後、きみに今日の話をしよう。 (ファン文庫Tears) / 感想・レビュー

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真理そら

高校二年生の僕は母と二人で暮らしている。父は単身赴任生活が長くほとんど帰ってこない。父と意見が合わず家出した姉は7年間音信不通。僕は父が言うように普通の生活を送るつもりで平凡だが堅実に暮らしている。ある日突然姉が娘を連れて帰ってきた。孫・麦の天真爛漫さに巻き込まれて母は「ばあば」として楽しそうだし、姉は我が強いままだ。次第に僕は居場所を失い、それまでの価値観も崩されて…。 マイペースな姉に振り回されて自分の居場所を確認しながら生きている僕に共感した。10年後に話した時の麦の記憶とのズレに傷つかねばいいが。

2022/10/15

オセロ

父親は単身赴任で家にいないものの、母親と共に何気ない日常を過ごしていた平凡な高校生・蒼士。そんな蒼士のもとに進路のことで父親と大喧嘩した挙句、高校卒業と同時に家出した楓が娘の麦を連れて帰ってきたことで平穏な日常が崩れ去っていく…。 楓の帰省を受け入れられる母親とそうではない蒼士。高圧的な父親に反発して夢を追い求めた楓と、素直に受け止めてしまったことで夢見ることを忘れてしまった蒼士。様々な我慢を強いられてきた蒼士が限界を迎えたことで、バラバラの方向を向いていた家族が一つになっていく様子にはグッときましたね。

2022/11/15

kitten

図書館本。沖田さんの本は久しぶり。夢と現実、家族の物語だけど、3才の麦の可愛さと破壊力がすごい。色々あって子持ちになった姉ちゃんだけど、まだまだ若いんだから何でもできるし何にでもなれるよ、ってのは、私が40過ぎてるおっさんだからの感想。若い子が訓むとどう感じるのかな。今どき、子どもの道を認めない頑固おやじなんてそうそういない気がするが。評価星3

2023/01/14

かぐや.

初読み作家さん。初めから終わりまでふんわり暖かい。文章も優しくて言葉ひとつひとつが心に入ってくる。友達、家族との関係性も違和感なし。麦は3歳にしてはちょっと大人びているかなって思ったけど。読んで良かった1冊です。

2023/10/06

tommy

母とふたりで暮らしている男子高校生、蒼士。その平穏な日常は、音信不通だった姉・楓が娘の麦を連れて帰ってきたことで打ち砕かれた。父に反発して家を飛び出した姉の突然の帰郷と、麦の天真爛漫な明るさで家族は否応なく形を変えていく。

2023/05/17

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