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犯行現場の作り方

犯行現場の作り方

犯行現場の作り方

作家
安井俊夫
出版社
メディアファクトリー
発売日
2006-12-01
ISBN
9784840117579
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犯行現場の作り方 / 感想・レビュー

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雪紫

再読。ネタバレを華麗に回避しながらもやはり違法建築扱いに吹く(迷路館ってそういう意味では違法建築回避してたんだな)。ミステリには異様な館が増えてるので他にもこういう本が増えて欲しいところ。本編では立体だった恒河館と流氷館の平面図とか、尊い・・・。

2021/01/14

へくとぱすかる

この本をきっかけに、2年後の有栖川有栖氏との対談『密室入門!』につながっていったのだな、と納得。ミステリに登場する奇妙な館が、予想通りの違法建築だったりするが、意外に法に触れる部分が少ないとも思った。乱歩の「三角館」がとても大きいとは意外。どの「豪邸」も住みにくそうで、巨費を投じて建築する意味があるのか、と思うのは現実に密着しすぎたおもしろくない見方かもしれないが、トンデモない金額を考えれば、やはり紙の上の遊びとしておくしかない。自分個人としては部屋の壁が平行でないだけで、まず住めそうにないと思うし。

2015/06/06

流言

推理小説にでてくる建造物を実際に作ってみたらどうなるか、という着眼点が既に面白い。当然ながら、そうした建物は住むのではなく殺すために作られているので酷く特異ではあるものの、建築基準法違反は採光程度であり、それに違反ではないが水回りの不備が見られるくらいで思っていたよりも現実的なラインというのが読んでみての感想である。『斜め屋敷の犯罪』では床を斜めにすることが法で想定されていない、というのが面白かった。ネタバレを防ぐために館の最大の特徴に触れていない部分があったのは残念だがそのあたりのバランスはやむなしか。

2017/04/15

coco夏ko10角

【再読】『長い家の殺人』を読んだらこの本を思い出し書庫から。前よりも既読本が増えててまた楽しめた。何億円もしたり建築基準法に違反していたり、そんな建物が可能なのが小説の面白いところのひとつだ。冒頭には『十角館の殺人』の十角館模型の写真も、ジュンク堂でのイベント期間中に実物を見に行った思い出。ミステリ小説って変わった建物たくさんあるし、第2弾出たら嬉しいなぁ。

2016/07/07

那由多

有名ミステリの記述から建物の建築図面を引き、場所の特定・建物の規模・構造と工法、建築費用・建築基準法を検証。間取り図大好きな私が待ち望んでいた一冊がここにあった。どの建物も建築総費用(土地代やライフラインの確保を含めて)が高額。十角館よりも暗黒館の検証をしてほしかった。

2022/07/28

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