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乱暴と待機 (ダ・ヴィンチブックス)

乱暴と待機 (ダ・ヴィンチブックス)

乱暴と待機 (ダ・ヴィンチブックス)

作家
本谷有希子
鶴巻和哉
出版社
メディアファクトリー
発売日
2008-02-27
ISBN
9784840121767
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ジャンル

乱暴と待機 (ダ・ヴィンチブックス) / 感想・レビュー

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tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

☆5.0 ありえへん設定にありえへん登場人物、これが、本谷ワールド。

2021/06/06

とら

何かの映画を見ていた時にこの作品の予告が流れたんです。その時はこりゃ如何わしいと思ったんですねwでもその後本谷さんを知って、著作に名前があったとき驚きと同時に読むしかない、という感情が押し寄せてきて読むに至ります。一気読みでした!正直奈々瀬はお兄ちゃんとだけで頼む!と思っていたけれどそんな甘くはないなと。もちろん異常です、どっから見てもこの二人。でも何か最後まで読んで、ただ単に恋愛してただけなんだな~と思えるようになれて嬉しかったです。ずっと気持ち暗かったけれど、お兄ちゃんと一緒に笑顔を取り戻したのかな…

2012/08/03

Junichi Yamaguchi

『めんどくさくても大丈夫』… 歪んでいるからこそ、立ち続けることが出来る人もいるのだろう。 やっぱり、本谷さんの描く物語の推進力、求心力はハンパない。。

2016/09/30

Takeshi Kambara

歪な関係の兄妹とそれに介入しようとするカップルが限られた空間で起こす奇妙な行動、とにかく登場人物が皆痛いしイライラするのだが、心のどこかでその言動が理解出来る自分もいる。他の本谷さんの作品もそうだが人間の心の中で一番敏感で恥ずかしいと思っている部分を敢えて剥き出しにしようとする所が好き。どの作品も痛い人で溢れかえってるのだけどそれが見たくて私は著者の作品を手に取っている気がする。滅茶苦茶な展開なのに最後まで読み終えた時にヒリヒリとした刺激が心に残っていて、それが気持ちよかった。

2018/05/20

みねたか

限られた登場人物、閑散とした背景。まさに小劇場で舞台を観ているような臨場感。偏執的で現実離れした設定なのに、非日常空間にぐいぐい引き込まれていく。暗転まで仕込んであって、本当に「あっ」と言ってしまった。お見事。

2016/12/21

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