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うた恋い。和歌撰 恋いのうた。

うた恋い。和歌撰 恋いのうた。

うた恋い。和歌撰 恋いのうた。

作家
渡部泰明
杉田圭
出版社
メディアファクトリー
発売日
2013-03-15
ISBN
9784840151184
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うた恋い。和歌撰 恋いのうた。 / 感想・レビュー

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masa@レビューお休み中

いつも通りの『うた恋ぃ。』だと思っていたのですが、中身を確認してビックリ!杉田さんのマンガはごく一部で、あとは渡部泰明さんの文章だったんです。この本では、紹介されている和歌の説明、当時の時代背景、うたを交わしたふたりの間柄についての詳しい説明があります。当時の事情がわかると、和歌にも深みがでるというか…。単に歌の意味だけを知るのではなく、もっと深い部分で理解したいって思うようになるのです。杉田さんのマンガの中では、藤原道信の恋の話が好きでしたね。純情まっしぐらな道信の恋路がいじらしくて良かったです。

2014/05/04

みつき 

飛鳥時代から鎌倉時代の恋をテーマにした和歌三十四首を渡部教授の解説とともに楽しむ一冊。そのうち三首は漫画付き。技術面だけではなく、当事者の背景や政治状況、また研究により浮かびあがる人物像まで丁寧な解説がされ、和歌の新たな魅力を発見できるとても素敵な一冊でした。万葉集の感情をぶつける情熱的な和歌から、技巧を凝らす事により、本心を巧に隠す遊び心のある和歌までどれも個性的で、限られた言葉の中にどのような想いを籠めるのか、奥が深く静かな世界にすっかり魅了されました。

2013/07/22

ほむら

書き下ろし漫画もあり大満足。解説もわかりやすいものでした。漫画で描かれる和歌の背景は解釈どころか相手もただの想像ですが、とても素敵で面白いです。和歌を通して描かれる人の姿やその背景は、詠み継がれるにあたり相当美化されているのではないかなと思います。それほど和歌には多くの解釈が当てはまり、それこそ面白いところなんですよね。表現も違う、人により訳や解釈も違う、恋の形も違う何百年も昔のことなのに、沁みるような歌があるのはいったいどうしてなのでしょうか。

2014/02/04

くぅ

ちょいと飛鳥奈良平安のうたの世界に浸かり、思いを馳せてみました♪道信と婉子女王のくちなしの話は、読んでるだけでこちらにもいい香りが届きそうだし、キュンとしました。

2015/03/14

June

和歌の解説本。途中マンガがあったり、わかりやすい。時代背景や姻戚関係、細かい注釈などもあり、本格的でなかなか読みでがある。CDもついているが聴かなかった。以下、気になった歌。詠み人しらず「夕暮れは雲のはたてにものぞ思ふあまつ空なる人を恋ふとて」「つつめども隠れぬ物は夏虫の身よりあまれる思ひなりけり」和泉式部「今はただそよそのことと思ひ出でて忘るばかりの憂きこともがな」源俊頼「思ひ草葉末にむすぶ白露のたまたま来ては手にもかからず」後深草院二条「恋ひしのぶ袖の涙や大井川逢ふ瀬ありせば身をや捨てまし」

2014/07/07

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