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あちん (文庫ダ・ヴィンチ)

あちん (文庫ダ・ヴィンチ)

あちん (文庫ダ・ヴィンチ)

作家
雀野日名子
出版社
メディアファクトリー
発売日
2013-06-22
ISBN
9784840152181
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あちん (文庫ダ・ヴィンチ) / 感想・レビュー

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散文の詞

-あちん-いわゆる都市伝説と霊が結びついたような話で、それなりに怖さはあるのだけど、短編のせいかあっさり終わってしまった感じが残念だ。 -タブノキ-古木にまつわる話で、想像していたのとは違って、唸ってしまった。不気味さは残るけど、多分、幸せになるんだろう。 -午前2時19分-公衆電話が鳴るなんていかにも都市伝説だ。まあ、こんな感じで、いい箸休めって感じの短編だ。 -迷走-途中でなんとなくわかってしまったけどホロリとさせられて結構好き。ただ、なぜ主人公が悔恨してるのかがわかりにくいかな。

2020/11/19

Yu。

じんわり迫る恐怖がたまりません。。。福井県庁に務める主人公に降りかかる怪異が描かれる物語で、ひとつの作品としての纏まり方がとても素晴らしい5つの連作形式の怪異譚。お気に入りは、地元に根づく御神木にまつわる話で、あの明るい同僚の変わり様が恐ろしい「タブノキ」。結果、友人二人を失うこととなる東尋坊での哀しき出来事が過去現在を通し描かれる「迷走」。

2015/04/11

文吾

★★★/ホラーが読みたくて買ってみたけどあまり恐くない怪談。主人公は地方の役所で働く地味な独身女。ちらほらと人間関係、友人関係のどろどろしたものを混ぜてきててそちらの方が気になりました。棘のある言葉を容赦なく投げてくる妹や、仲良しのフリして本当は腹の底から嫌っていたっぽい元同級生など。そっちの方が血の気引く。

2021/06/18

Spok

表紙を見てあまり期待しないで読み始めたが予想をはるかに上回る面白さ。最後まで楽しめた。

2023/07/25

5〇5

~第2回『幽』怪談文学賞短編部門大賞受賞作~                               平穏な日常から怪異がひょっこり顔を出す。ご当地感を味わいつつ、怖れと切なさを感じてください。(鈴音書店 千曲店 江藤杏子さん)

2021/12/10

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