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村上春樹の100曲 (立東舎)

村上春樹の100曲 (立東舎)

村上春樹の100曲 (立東舎)

作家
栗原裕一郎
藤井勉
大和田俊之
鈴木淳史
大谷能生
出版社
立東舎
発売日
2018-06-15
ISBN
9784845632398
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村上春樹の100曲 (立東舎) / 感想・レビュー

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あすなろ

村上春樹作品の読書と音楽を聴きたくなる、無性に!音楽軸と村上作品軸、それら時代軸と縦横無尽にキレる村上作品好きには良き本。僕はやはりノルウェーの森だなぁ。高校の時出逢い、読んで以来、これを超える村上作品はない。久しぶりに読み返すかと。この本で紹介れている音楽を聴きながら。今の時代はあの頃と違いYouTubeという必殺技がある。村上氏曰くノルウェーは100%の恋愛小説。しかし、蛍を基盤にミニマリズム的描写とエピソードに重き置き、ポルノ描写もたっぷり加え、やれやれ成分も多めにしたのがノルウェーとは知らなかった

2018/09/24

ばんだねいっぺい

 栗原さんの本にハズレはない(個人的意見)。紹介される音楽をyoutubeで全部、聞いてみた。シューマン「予言する鳥」MJQ「ヴァンドーム」ヤナーチェク「シンフォニエッタ」、スプリングスティーン「ハングリー・ハート」、マイルス「ア・ギャルインキャルコ」がよかった。作中人物が作曲者を間違ってて校閲はなんてくだりがあったが、フィクションは、それでいいんじゃない?学術論文じゃないんだからとは、思ったりした。

2019/03/30

akihiko810/アカウント移行中

村上春樹作品に登場する楽曲の解説と、その楽曲が村上作品にどう登場しているかを解説した本。印象度B+  知らない楽曲も多いので、気になる楽曲をつまみ食い。 村上作品と言えばビートルズ、ビーチボーイズのロックとジャズ、というイメージでそれは間違ってないのだけど、「ねじまき鳥」からクラシックの比重が上がっていった、とのこと。最近の作品(「カフカ」以降)で、適当な登場人物に口寄せして音楽観を語らせるから、「1Q84」でジャズに詳しい人妻とか、わけわからないねじれが出てきてる、とのこと。

2022/01/13

抹茶モナカ

村上春樹作品に登場する音楽をジャンル分けして、音楽の作品で使われ方を主に紹介するという角度からの、村上春樹評論の本。村上春樹と言えば音楽だというのは、やはり、皆が思うところで、こういう本も可能なのだろう。書評に軸足を置いているけど、それなりに紹介された音楽は聴きたくなる作りにはなっている。このところ、KINDLEで『村上さんのところ コンプリート版』をチラチラ読んでいるけど、作品に登場しない音楽についての村上春樹の言及も結構面白くて、その辺の隅っこを突いた情報もフォローした本があると嬉しいな、と思った。

2020/04/24

そうたそ

★★★☆☆ 村上春樹という文字にひかれて手に取る人も多いだろうが、中身は基本的には音楽評論であり、文学評論やブックガイド的なものを期待して読むと肩透かしを食らう。村上春樹の作品に洋楽って確かによく登場しているような、という何となくのイメージ。本書はそんな村上春樹作品に僅かでも登場した楽曲の数々を徹底的に拾い上げレビューしたもの。内容的には敷居は高いとは言わないが、割と専門的なのでさほどこの手の音楽に精通していない人が読めばよくわからないだろう。栗原さんの担当部分は程よいゆるさがあるが、他はさほど。

2018/07/30

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