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押井守の映画50年50本 (立東舎)

押井守の映画50年50本 (立東舎)

押井守の映画50年50本 (立東舎)

作家
押井守
出版社
立東舎
発売日
2020-08-12
ISBN
9784845634446
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押井守の映画50年50本 (立東舎) / 感想・レビュー

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akihiko810/アカウント移行中

映画監督の押井守が1968年から2017年の50年間で1年に1本の映画を選び語る。印象度A-  オールタイムベストではなく、「傑作になりそうでならなかった」「世間的には微妙だが俺は好き」などの映画も挙げる。さすがシネフィルの押井のチョイスといったところ。「2001年宇宙の旅」から「シェイプ・オブ・ウォーター」まで。 アニメ映画は自作も宮崎アニメも選ばず、出崎統の「あしたのジョー2」と富野「逆シャア」のみ。特に「逆シャア」は富野の本音が出てる、とべた褒め。押井が富野を褒めるのは珍しいかも

2022/01/18

ぐうぐう

1年に1本のみを選出し、1968年(押井守が高校2年生の年)から2017年まで、50本(1968年には2本が選ばれているので正確には51本)の映画が語られている。しかし、前書きで押井が念を押すように、これは「生涯ベスト50」という趣旨ではない。映画監督・押井守の血肉となった作品、例えばそれは傑作に限らず失敗作だからこそ学ぶべき点があるという観点から、あえて駄作を選んでいたりする(「クズを山ほど見ること以外に、映画の本質に近づく方法なんかないんだよ」)。(つづく)

2020/10/08

kei-zu

1968年の「2001年宇宙の旅」から2017年の「シェイプ・オブ・ウォーター」まで、押井監督が1年ごとに映画を取り上げて解説を行う。とはいえ、取り上げられるのは「年間ベスト」ではなく、監督が語る「映画論」の素材であって、褒める内容ばかりではない。 編者による後書きでは「押井監督が自身の演出論にここまで踏み込んで語ったのは、本書が初です」とある。未見の作品に手を伸ばしたくなりました。 「イノセンス」以来、監督の新作に興味を持つことはなかったのですが、本書に紹介の作品を鑑賞後は、気になるようになるかな。

2022/08/30

ひさか

2020年8月立東舎刊。押井さんが1968〜2017年の50年50本の映画を語った本。押井さんの視点が面白く、本編の話は無論のこと、話に登場する他作品、人物たちも興味深い。巻末の作品索引、人名索引が楽しくて良い。最近は、電子原稿ありきだから、こういった索引は必須でつけるべきだと思います。添えられた、イラストも楽しめます。

2020/11/06

こうすけ

押井守の著作のなかでもそうとう面白かった。映画評論というより、名作・駄作を通して語る押井守の演出/作劇論。リドリースコットやデビッドリンチについては普段からよく語っているけど、スナッチやセブンが好きなのは意外だった。そしてポンジュノと一緒にアニメ映画を作ろうとしていたという衝撃の事実も明かされている。この前スカイクロラを見直したら凄く良かったので、早くアニメーションの新作が見たい。

2020/08/20

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