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真説 稲川淳二のすご~く恐い話 上がれない二階 (リイド文庫)

真説 稲川淳二のすご~く恐い話 上がれない二階 (リイド文庫)

真説 稲川淳二のすご~く恐い話 上がれない二階 (リイド文庫)

作家
稲川淳二
出版社
リイド社
発売日
2017-07-14
ISBN
9784845851270
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真説 稲川淳二のすご~く恐い話 上がれない二階 (リイド文庫) / 感想・レビュー

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夢追人009

稲川淳二さんの怪談は本当によく出来た話が多く巧みなストーリーテリングの冴えに思わず時を忘れてのめり込み引き込まれてしまいますね。悪霊と思いながらも一抹の同情を覚える話。『腎臓移植』スポーツで転倒して肋骨を骨折した為に入院した高校生のマサヤ君が売店に立ち寄ると自分と同い年でカズオという腎臓病患者の若い男が話しかけて来る。「腎臓があれば助かるんだ、なあ、君の健康な腎臓をひとつ俺にくれないか、助けてくれよ」と冗談ぽく言うが赤の他人に大事な腎臓を上げる訳にもいかずで「適合するか解らないだろう」と適当に答を返した。

2020/12/19

澤水月

ラスト1話、幼時の渋谷界隈、戦後すぐの人身売買と幼女・浮浪児や傷痍軍人の記憶を活写するマクラから、哀しくしかし猟奇でもある本題がまさに稲川印で素晴らしい。語りが身上のお方、書物には構成者が恐らくいると思うが「腎臓移植」は語り方が大混乱していて(緊迫感出す「〜だ」主観語尾と、稲川語りをそのまま表現する「〜んですね」の混ざり方が滅茶滅茶になってしまってる)非常に惜しまれる、他がいいだけに。文字で読ませる本なので語りの雰囲気と視覚効果がないぶんぜひ気をつけて頂ければ

2017/08/18

Kao

さすが稲川怪談!ゾクゾクきますね。あの独特の語り口調そのままの文章。絶妙です。古民家、上がれない二階、あねさん、宴会場どれもゾッとする。 怪現象のあった場所で、ご自身も体験されたとあって怖さ倍増ですC≡(/゚Д゚)/

2017/08/01

akatuki

面白かった。

2017/07/27

lockheart

図書館本。稲川先生の語り口調そのままなので読みやすい。1話につき2~3枚ほど写真もある。 今回は聞いたこと読んだ事なく、初めて目にする作品が多かった。病院が舞台の『ピンクの自転車』、ホテルが舞台の『隣のビル』、戦後すぐの新潟に奉公してたお話の『ねえさん』が気に入った。

2023/01/07

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