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魔法はつづく (LEED Cafe comics)

魔法はつづく (LEED Cafe comics)

魔法はつづく (LEED Cafe comics)

作家
オガツカヅオ
出版社
リイド社
発売日
2018-07-18
ISBN
9784845851959
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 まだまだ暑さが続く今年の夏。休日くらい涼しい場所で漫画を読みたいですよね。暑さを忘れさせてくれるような漫画なら尚良し! ということで、本記事でご紹介するのはちょっとだけ「ゾッ」とする漫画です。怖さは軽め、絵柄も可愛らしい作品を選んだので、ホラーが苦手な方も安心……のはずです。

●『魔法はつづく』(オガツカヅオ/リイド社)

『魔法はつづく』(オガツカヅオ/リイド社)

 10話の不思議な話で構成された短編集です。なかでもゾッとするのが、「よふさぎさま」という一編。

 主人公の知子は、夜のランニングが趣味。ある晩、走る知子の前にワニが立ちふさがります。近所のヤクザ事務所から逃げ出したワニでしたが、親友の亜矢子いわく、それは「よふさぎさま」とのこと。「よふさぎさま」とは夜走る女の行方を拒むもの。女の運命が大きく変わろうとする予兆をいろいろな姿で教えてくれると言います。その後も知子は人生の節目節目で「よふさぎさま」に遭遇。受験や病気など、大きな転機の前には必ず「よふさぎさま」が現れて教えてくれます。それから数年後、結婚した知子の前に、久々に亜矢子が現れるのですが…

2023/9/6

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魔法はつづく (LEED Cafe comics) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

くさてる

Twitterで試し読みした「よふさぎさま」にびっくりして単行本を購入しました。どの作品も不思議で、足元をすくわれる感じで、いい意味で裏切ってくれてよかった。そしてホラーという意味では、やっぱり「よふさぎさま」が最高でした。ほんとうに怖い。

2018/08/11

マツユキ

少しずつ透明になっていく夫、カラオケボックスの家族、おばあちゃんからの伝言、うっすら予知能力のある少年のタイプ。短編中ですが、どの作品も予想外のラストで面白かったです。怖い描写よりは、人々の心情を中心に読んでいく作品で、読み応えがありました。スピッツ好きとしても、読んで良かった。

2023/11/29

akihiko810/アカウント移行中

劇画狼プレゼンツ・叙情的なホラー短編集。6/10点  劇画狼さんプレゼンツなので、期待して読んだのだが、ハマらなかった。ジャンルとしてはホラー怪奇なのだろうけど、「怖い」ものではなく、あくまで世界設定が怪奇なだけで、叙情ドラマ志向。それ自体は悪くないと思うが、どうも薄味という気がしないでもない。もっと尖ってたら面白かったかも

2020/12/28

£‥±±

その実力程には作品の単行本化に恵まれていないオガツ氏の初短編集。どれも実に読み応え有り。笑顔の下に悲しみや憎悪を隠して暮らしている人の描写が上手く、暴走した時は悲劇、上手く収束した時は良いお話となる絶妙のストーリーテリング。絵も可愛いと言って良く、血は一滴も出ないが「よふさぎさま」はホラーの大傑作。死霊のお話以外では意外に病気怪我物が多い。大いにお薦め。

2018/07/16

ささやか@ケチャップマン

一読に値する短編漫画集。しかし作者も出版社もマイナーであるため気になるなら早めの入手を推奨する。どの話にも心霊要素や不思議要素がありホラー漫画の流れをくんでいるのだがそれだけにとどまらないヒューマンドラマとしての温かみや凄みが存在する。Web上で「よふさぎさま」と「こくりまくり」を読むことができるので是非読んでみてほしい。どれも良いがその中でも、運命が変わる予兆を告げる「よふさぎさま」という虚構の怪異に遭遇する体験がまぎれもない現実問題に収斂する「よふさぎさま」は間違いなく秀逸な一作。

2018/07/16

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