仕事でも、仕事じゃなくても 漫画とよしながふみ
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「仕事でも、仕事じゃなくても 漫画とよしながふみ」のおすすめレビュー
『きのう何食べた?』『大奥』『西洋骨董洋菓子店』……一世を風靡した数々のヒット作を生み出した漫画家・よしながふみ、初のインタビュー本は全編書き下ろし!
『仕事でも、仕事じゃなくても 漫画とよしながふみ』(よしながふみ:著、山本文子:聞き手/フィルムアート社)
『西洋骨董洋菓子店』『大奥』、そして今も連載中の『きのう何食べた?』……多くの作品が社会現象になり、映像化もされている漫画家・よしながふみさん。『仕事でも、仕事じゃなくても 漫画とよしながふみ』(よしながふみ:著、山本文子:聞き手/フィルムアート社)は、そんなよしながさん初の語り下ろしインタビュー本であり、今までよしながさんが明かしていなかったエピソードも数多く収録されている。
質問はよしながさんの生い立ちから商業漫画家になるまでや、時系列に並べた各作品の制作背景、そして現在の漫画家としての思いなど多岐にわたり、よしながふみさんを形作ったコトやモノが何なのか、じょじょに読者が把握できる構成になっている。
注目したいのはこれまでのよしながさんの人生や今の生活が、どの漫画にも生かされていることだ。たとえば高校生たちが登場する『フラワー・オブ・ライフ』では自らの高校時代の感覚を、母娘の関係が題材の『愛すべき娘たち』では親と自分とのつながりや周囲の人…
2022/8/12
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仕事でも、仕事じゃなくても 漫画とよしながふみ / 感想・レビュー
magurit
たっぷり、よしながふみのインタビューで最高!
2022/08/09
neimu
残念なことに、よしながふみの作品を網羅しているわけではない。切れ切れに読んだ程度でファンとは言えない。子育てに忙しい時期で、余り本が読めなかった時期に当たっていたので、『大奥』も切れ切れ、『こどもの体温』ぐらいだろうか。感性の鋭さに、余り深入りしては大変という気持ちもあった。しかし、このインタビュー集は非常に読みやすく、注も丁寧で、真心を持って作られた一冊だと部外者でも感じることができる。漫画という仕事が好きという背景が様々な作品を通して語られる。じっくり色んな作品を読みたくなってしまった。いやはや大変。
2023/10/19
akihiko810/アカウント移行中
漫画家よしながふみのロングインタビュー。幼少期から漫画家になるまで、そして初期作品から『大奥』『きのう何食べた』までの各作品についての語り下ろし。印象度A 漫画家としてのエポックメイキングは「美味しんぼ」で、「食べる」だけで作品になることに衝撃を受けたそう。その後「スラダン」の同人誌を経てBLでデビュー。不器用だから「生涯、漫画で食う」ために徹夜せず仕事を抱えず、絶対に締め切りを落とさないをモットーに仕事をしているという。 よしなが漫画は「大奥」は長すぎて手に付けてないから、とりあえず
2023/01/14
ぐうぐう
自作解説に限らず、幼少時から漫画家デビューするまでをじっくりと語っているのが印象的。よしながふみとはほぼ同世代だからか、よしながの漫画歴がいちいち自分と重なるのが嬉しい。萩尾望都は俺も赤本で没頭したし、「キャンディ・キャンディおえかきデスク」は妹が持っててトレースしてたし、「花とゆめ」にハマったのもまんまだし(その流れで「ウィングス」に行くのも、めちゃくちゃわかる!)。アニメ版『おにいさまへ…』の言及があった場面では、大いに膝を打ってしまった。(つづく)
2023/03/09
どあら
図書館で借りて読了。漫画の情報が多くて読んでいて楽しかったです💕
2023/03/13
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