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リストカットシンドローム

リストカットシンドローム

リストカットシンドローム

作家
ロブ@大月
出版社
ワニブックス
発売日
2000-10-01
ISBN
9784847013690
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リストカットシンドローム / 感想・レビュー

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リストカットへの世間の誤解はまだ多いだろう。死にたいほど苦しんでいる原因はあるが死ぬための行為ではなく、むしろ苦しみながらも生きている実感が欲しくてやってしまう。僕が10代の頃にしていた自傷行為はリストカットじゃなかったけれど、取材を受けている8人の証言に共通する「人格否定してくる親との不和」という最大の原因に共感しながら、彼らのそれぞれに抱える心の悲鳴が痛かった。でも完全に克服した今は精神科医の名越院長の言葉に深く共感する。何より大切なのは自己肯定感だけど、それは1人だけじゃままならないから厄介だよね。

2014/02/20

青蓮

読友さんのオススメから。リストカットをしてしまう若者達のインタビューとその考察。私もかつてはリストカッターだったので(今はもう卒業しました)、彼らの気持ちにとても共感。「リストカットは死ぬためでなく、生きるためにする」と言うのは経験者でないとなかなか理解しがたいものかもしれない。リストカットをしてしまう人に共通することは「自己肯定感の低さ」と「両親との不和」があると指摘します。私もそうです。まだまだ両親との関係は手探りだし、自己肯定感もあんまりないけれど、自傷行為をやめられた事を自信に変えて前に進みたい。

2016/07/12

もあ

リストカットをする人の多くは、その行為の誘因として、死への憧憬を否定する。それは、そこまでしてもこの社会に存在したいという無言の叫びなのだ…。「生きるために」手首を切る若者たちを追うルポルタージュ。

2019/03/28

ささやか@ケチャップマン

血が苦手な自分は読みながら途中ガクガクとなってしまうようなところもあったり。リストカットを責めるのは簡単だけど、それはなんの解決にもなってないよね。否定せずに受け入れられるようになりたい。きっと私も同じくらい弱さを抱えてるから。

2011/12/02

gin

読んでる間は何も考えなくてすむから。気づけばこれは10年前の本。当時はリスカの認知度も低く、理解も得られにくかったんだろうなと想像しました。今だって理解が得やすいわけじゃないけれども。

2010/06/14

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