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謎の独立国家ソマリランド

謎の独立国家ソマリランド

謎の独立国家ソマリランド

作家
高野秀行
出版社
本の雑誌社
発売日
2013-02-19
ISBN
9784860112387
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あらすじ

西欧民主主義敗れたり!!終わりなき内戦が続き、無数の武装勢力や海賊が跋扈する「崩壊国家」ソマリア。 その中に、独自に武装解除し十数年も平和に暮らしている独立国があるという。果たしてそんな国が本当に存在しえるのか?事実を確かめるため、著者は誰も試みたことのない方法で世界一危険なエリアに飛び込んだ──。単行本では520ページ超のボリューム。著者渾身の歴史的<刮目>大作!これ以上のノンフィクションはもう二度と読めない。第35回(2013年)講談社ノンフィクション賞受賞。第3回梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞。BOOK OF THE YEAR2013今年最高の本第1位(dacapo)。本屋さん大賞ノンフィクション部門第1位(週刊文春)世界を揺るがす衝撃のルポルタージュ、ここに登場!

謎の独立国家ソマリランド / 感想・レビュー

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Miyoshi Hirotaka

アフリカの角にあるソマリランドは謎の独立国家。身代金の支払いで為替が変動する海賊国家プントランドや「リアル北斗の拳」のような無政府状態の南部ソマリアと隣接しながら、20年以上も独立と平和を維持している。これはソマリランドがイギリス領だったのに対し、他はイタリア領だったからだ。ソマリランドではでは伝統的な氏族の仕組みが維持され、氏族間の戦争法も遵守された。国の財政基盤は海外親族からの仕送り。資源がなく、不毛な土地なので、利権とは無縁。国際社会から無視されたことで逆に和平が保たれ、民主主義が機能している。

2015/04/30

ガクガク

図書館リクエストしたらこの分厚い本を購入してくれた。世界のあちこちにしかも多くが辺境かアブナイ所へ行って、まさに命懸けのノンフィクションをものしている著者。本書も恐らく世界一治安の悪い、というかパスポートさえ取得できないソマリランドと旧ソマリアへ出かけて行っての貴重なレポート。著者の真骨頂はとにかく自分でそこへ行き体験し直接見聞して納得したことを書く姿勢。今回も英語の参考文献を読み、教科書さえないソマリ語を熱心に学び、ついには「ソマリ人化」している自分を発見するほど。世界の広さと面白さを追体験できる良書。

2015/05/17

ごへいもち

図書館でやっと順番が回ってきた。分厚いので期限内に読めるかなと一瞬思ったけれどやっぱり高野本、読みやすくて面白くて3日ぐらいで読了。どんな悲劇も困難も不快なことも下品なこともw読みやすいエンタメにしてしまう著者のキャラと著書が好き。ソマリランドとの蜜月が続くことを願う♪文庫化して「文庫版あとがき」がつくと良いな。ただいつもながらの体当たり取材なのでその点が心配

2014/07/19

えちぜんや よーた

ソマリ人全てが必ずしも遊牧民をやっているわけではありませんが、 昔、遊牧民だったころの気質が今でも残っています。・質問を受けたら都合の悪いことでも率直に即答(P35)・物乞いはしない。物乞いをするくらいなら盗む(P41)・離婚も超速。バツイチは当たり前。バツ2、バツ3も珍しくない(P211)日本人と違いすぎて笑えます。アフリカ好きでなくても、辺境旅行好きでなくても、読んでおく価値あり!

2013/08/05

扉のこちら側

2016年729冊め。500ページを一気読みする面白さ。私が一番おもしろいと感じたのは第6章で、ソマリア内戦を応仁の乱に準えて解説しているところ。リアル「北斗の拳」状態のソマリア情勢ではあるが、氏族の戦いという視点を持つと「平家物語」や「太平記」に見えてくる。日本の報道で「部族」と「氏族」を混同しているのは以前から気になってはいたが、これを読んで正しく報道しないと全くニュースの意味を理解できなくなることがよくわかった。(続)

2016/09/18

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