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サンリオSF文庫総解説

サンリオSF文庫総解説

サンリオSF文庫総解説

作家
牧眞司
大森望
出版社
本の雑誌社
発売日
2014-09-18
ISBN
9784860112608
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サンリオSF文庫総解説 / 感想・レビュー

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新地学@児童書病発動中

1978年から1987年までSF、ファンタジー、ミステリ、純文学などを出版したサンリオSF文庫について詳細に解説した本。この文庫の功績は、ジャンルの壁を取り払ったことではないかと思う。普通のSFと一緒に、マルケスやナボコフの小説も出版された。私がマルケスの小説を初めて読んだのもこの文庫だった。それから、カバーのイラストが素晴らしく、それを眺めているだけでも飽きない。シュールで幻想的なものが多く、想像力を刺激される。お小遣いを握りしめて、どの本を買おうかと本屋で迷っていた時のことを懐かしく思い出した。

2015/01/25

山田太郎

現物見たことなく、1冊も読んだことなく、今後も読むことはないと思うが面白かった。ブックガイドの役目は果たしてないけど、自分的にはかなり満足。福武書店版もやってくれないかな、だれか。

2015/05/08

KAZOO

昔かなりさまざまなSFに凝っていてこのなつかしいサンリオ文庫も購入した覚えがあります。何せ表紙が結構人目を引いたので印象に残ったのだと思います。わたしはP.K.ディックが好きでした。かなり多くの作品を出版されてくれた覚えがあります。このような本が出されてなつかしく感じました。今かなり古本屋でも希少価値があるようですね。私はほとんどなくしてしまいました。

2015/03/07

Tonex

ナボコフに関する部分のみ拾い読み。いろいろ疑問が解消した。▼サンリオSF文庫から刊行されたのは『ナボコフの一ダース』だけで、『ベンドシニスター』はサンリオ文庫から刊行された。▼『ナボコフの一ダース』も後にサンリオ文庫へ移行した。(表紙が2種類あるのはそのため。)▼サンリオ文庫版の『ナボコフの一ダース』『ベンドシニスター』のジワジワくるカバーイラストを描いたのは杉本典已という人。(ネットでは杉本典巳と書かれてたり杉本典己と書かれていたりする。)

2016/07/02

更紗姫

サンリオと言えば<パティ&ジミー><キキとララ>のファンシーグッズ(!)一色だった私には、父が「サンリオ」の名を冠する文庫本を持っていて「??」状態。そのうち「お金があれば何でもアリなんだ」と、多角経営という社会の仕組みもわかった次第。何冊か読むうちに裏表紙のコピーが「意味不明」な事に気づき、これもショックだった。あの頃<活字>には神聖さがあり、「変な文章」や「面白くない本」の存在など思ってもみなかった。・・・等々、いろいろ勉強させてもらったが、『ビッグタイム』と『パヴァーヌ』が手元にある事に感慨無量。

2014/12/20

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