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立体交差/ジャンクション

立体交差/ジャンクション

立体交差/ジャンクション

作家
大山顕
出版社
本の雑誌社
発売日
2019-02-14
ISBN
9784860114244
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立体交差/ジャンクション / 感想・レビュー

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かっぱ

【図書館】「工場萌え」の著者による「ジャンクション萌え」とでも言うべき写真集。表紙が馴染みのある久御山ジャンクション。上道ではなく下道を走ることが多いのでこの光景はよく目にするもの。工場にしてもジャンクションにしても、構造物が描き出す美観以外に、子供の頃に思い描いたキラキラした未来都市と通じる何かがあるようにも思う。夜にはまた昼間と違った顔を見せるジャンクション。

2019/04/20

kei-zu

立体交差の写真集。首都高の構造に乗り換えの際はいつも緊張するが、著者によれば、大阪の方が構造物としての街中での唐突感は大きいのではとのこと。本書に掲載の中では、山あいの地方で青い空に伸びる高速道路も美しい。 本書の写真の多くは、地上から立体交差を仰ぎ見る。著者は後書きで、見上げる道路の底は、道路の「裏」ではなく「表」なのではないかと問う。その視点で見ると、巨大な構造物が都市にうねる生き物に見えてくる。

2022/01/23

Tadashi_N

文明化された機能美。筆者は運転免許証を持っていない。

2021/06/04

nbhd

団地、工場、ジャンクション…と、大山顕さんが撮って書いたものを立てつづけに読んでいる。被写体に共通するのは「社会主義っぽい建築」なんだろうな、と思った。「私」ではなく、集団=社会=「公」のイメージ。大規模、機能性重視、無機な質感…だけど、そこを突きつめた(あるいは、つんのめった、行き過ぎた)先にある「おかしさ」とか「漏れでちゃってる非合理性」(それを「かわいらしい」と言ってもいいかもしれない)に僕は魅力をかんじた。

2022/04/20

チェアー

これは写真を2回見たほうがいい。 最初はざっと見る。ふんふん。そして、巻末の文章を読む。これがなかなかにすごい。高さが違うと速さが違う。曰く立体交差は歴史の地層である。曰く工作物の裏側こそ見るべきものがある。 そしてもう一度写真を見る。今度は違うところに必ず目がいく。裏側、向こう側、下側。周囲の光景にも目がいく。 かくして、ものの見え方は変わるのである。

2020/06/09

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