KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

くよくよマネジメント

くよくよマネジメント

くよくよマネジメント

作家
津村記久子
森下えみこ
出版社
清流出版
発売日
2016-05-19
ISBN
9784860294465
amazonで購入する Kindle版を購入する

くよくよマネジメント / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

はたっぴ

既読の『やりたいことは二度寝だけ』とは雰囲気が異なり、メンタルヘルスをサポートする一冊。初っ端から「くよくよしてもいい」というお題でスタートする本書は、心配することが癖になっているという著者が、落ち着いた文章で数々の悩みに自問自答する。『二度寝…』はだんだんと加速していくようなノリのよいエッセイだったが、こちらは“くよくよリスト”をずらっと並べて、優しくマッサージするように心のコリを解きほぐしてくれた。「どん底からの回復の過程」「まじめはみじめか」等々、幅広い悩みを網羅。著者の実直さを感じ癒された。

2016/07/17

みかん🍊

『とにかくうちに帰ります』の津村さんのエッセイという事で、きっと会社での笑えるエピソードとかかと思って読んだのですが、自己啓発本のような具体的な出来事というより概念的な事ばかりでちょっと想像と違った。イラスト部分はかわいく分かり易かったけど、文章はあまり頭に入ってこなかった。

2016/06/27

修一郎

これまで津村さんのエッセイを楽しく読んできたので,今度もあの独特の達観した文章に浸れるなと思ったら,「~の時は~すべきです…」っていう自己啓発系だった。いろいろ悩み多い時期に書いたらしい。指南本的だしストレスマネジメントの専門家が書いても同じような文章になってしまうんじゃないか。自己啓発本は基本読まないことにしているので,さらっと読むにとどめる。稀有な表現力をもっていらっしゃるのにもったいない。こういうのじゃなくて前作までのような文章を期待しますよ。

2016/06/26

美登利

あらら、津村さんのエッセイ、大笑いの部分が非常に少ないなと思いながら読んでいました。この連載中に文章にも載っていますが、あれこれとトラブルが重なってお辛い時期がおありだったようです。くよくよする事が多いんだろうなとは、小説を読んで感じたことですが、今までと度合いが違います!自分に当てはまることも幾つかあるし、知り合いにもここを読んでみてよ!と言いたくなる話も割と有りました。前向きに考えようと努力したり、時にはもう深く考えるのをやめようと思ったり気持ちのふれ幅が大きい。やはり真面目なんだなと感じます。

2016/06/11

harass

くよくよしがちと自覚する著者がなんとか楽に生きるための工夫や考え方をまとめた本。対談で気になったこの芥川賞作家のスタンスが気になり、こういう自己啓発めいた本があると知り手に取る。やや観念的な内容が多く、少し分かりづらいことろがあるが、長年つきあってきた自分とどう折り合いをつけ、他人と良い関係を見つけるための経験などが語られている。消極的であるが、誠実さを感じさせる。著者の性格がにじみ出ているように思える。良書。

2018/09/29

感想・レビューをもっと見る