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建築について話してみよう 続

建築について話してみよう 続

建築について話してみよう 続

作家
西沢立衛
出版社
王国社
発売日
2012-01-01
ISBN
9784860730529
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建築について話してみよう 続 / 感想・レビュー

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YM

西沢さんの建築は見るだけでも十分おもしろいけれど、設計の概念を知った方がより楽しめる。それは説明書を読むようなものだ。新しい発明は見て触っただけでは分からない。西沢さんの建築には未来を感じる。だから節目に読みたくなる。僕は6年勤めたデザイン事務所を退職した。そして生まれ育った岡山に引っ越した。15年離れていたけれど、いつかはこの街でと思っていた。大切な人たちに支えられて、やっと帰ってくることができた。これからどんどん面白くなるはずだ。

2015/04/17

アキ

2010年SANAAとしてプリツカー賞を受賞した前後の評論集。建築とは何か?人間は裸では生きられない。環境を身にまといながら生きる生き物。建築は人間の生に深く関わっている。海外での仕事や建築を知るにつれ、東京の敷地単位で考える建築ではなく、環境を一つの単位として建築を考えてみる、人間の生に関わるすべてについての世界観が必要という考えに至る。表紙の水滴の様な豊島美術館はランドスケープと建築、アートで一つの単位となる存在を目指す。NYのニューミュージアム、十和田市現代美術館、HOUSE Aどれも解放的で魅力的

2019/09/21

emi

ニュースで初めて豊島美術館を見た時、?が随分たくさん頭に浮かんだ。真っ白な雫のような形、天井に大きく開けられた二つの穴。それが美術館だということに、正直、田舎の島になんだってこんな前衛的な美術館を作ったのかと少々鼻白んだ。けれど同時に、不思議と景観から浮いて見えるほどの特異な主張は感じないな、とも思った。それが西沢立衛さんの建築だと知らなかった頃の事だ。続編のこの本は、妹島和世さんと設立したSANAAで設計した海外の建築等から、景観への展開を語っている。豊島美術館は島の景観と溶けあって静かに佇んでいた。

2015/04/27

ra7

本を読むことは世界への窓を開くことだというような表現に出会ったことがあるが、この本はまさに私にとってそんな感じ。「建築について話してみよう」を読んだときもそうだけど、もっと知りたいと思うし、必ずいつか再読したいと思う。

2013/04/18

三谷 裕樹

印象に残った箇所。 理論と感覚。時代の気分、雰囲気を抽象化し、カタチを与える。そういった形式化だけでなく、自分の感覚でつくることも必要。本能的な部分。 自分は社会、時代につくられている。結果として自分が面白いとおもうことを創造に移すと時代の重要な何かがあらわれる。

2013/03/22

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