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乱歩彷徨―なぜ読み継がれるのか

乱歩彷徨―なぜ読み継がれるのか

乱歩彷徨―なぜ読み継がれるのか

作家
紀田順一郎
出版社
春風社
発売日
2011-11-11
ISBN
9784861102844
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乱歩彷徨―なぜ読み継がれるのか / 感想・レビュー

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山田太郎

江戸川乱歩って書いてるもんはあんまりおもしろいとは思わんのですが、生き方が面白いので好きだ。

2011/12/14

misui

理想と現実の間で苦悩した乱歩の軌跡を丹念に検討していく。全集の自作解説などを見てもわかるが、乱歩本人は探偵小説の完成度を追いたかったものの、世間からはエログロを求められ、幾度ものスランプと戦争による検閲を挟んで、現実の生活人として妥協の途を辿る。目が肥えているばかりに自作を許せないという「眼高手低」の心理、探偵小説と文学の理想的な融合を夢見るなど、乱歩がより身近に感じられる。怪奇幻想の作を海外のものと比較して同じもの、つまり「怪談」と見なしていたというのはなかなか興味深い。

2013/12/16

Nekono

幻影城が乱歩氏にとってどのような意味を持っていたのか、また、これが探偵小説に匹敵する創作であったなど興味深い指摘だと思う。乱歩氏のコードと「頭高手低」と呼ぶ志と実際に作れる作品の質の乖離に悩みつつ、同時に怪奇幻想とでも言うべき一連の作品を生み出したことはやはり才能なのだと思う。(資質的な傾向もあったと思う)探偵小説の結節点にたつ人物の選ばれてあることの自負と苦悩を的確に描いてあるとおもう。乱歩ファンなら一読の価値あり。私は乱歩熱がぶり返しそうだ・・・。(貼雑年譜購入動機の一つになってしまった。金欠なのに)

2012/05/17

yasu_z2

江戸川乱歩は少年探偵団シリーズも含めて多分全部読んだと思うし全集も持ってる。確かに初期の頃の純粋な探偵物も好きだけど、孤島の鬼みたいなエログロものも好きだな…

2012/03/04

自分自身が江戸川乱歩について知識が乏しいからなのか、文章が雑然としているように感じ、全体的に読みにくく、論点がどこか分からなかった。副題の「なぜ読み継がれるのか」に答えは出ているのだろうか。

2017/03/15

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