絵本 あなのあいたおけ
絵本 あなのあいたおけ / 感想・レビュー
やすらぎ🍀
ぼくは桶なのに穴が開いてしまいました。だから川から庭に水を運べません。役にたたなくなりました。ごめんなさい。…振り返ってごらん。何かに気づかないかい。あなたからこぼれる一滴が、知らないうちに潤いを与えているのだから。あなたが見えないだけで、みんな励まされているのだから。あなたの見えるものだけがすべてではない。…ぼくは見失っていた。ぼくはもう駄目だと思っていた。でもみんなは笑っている。なぜか喜んでいる。世界中の人たちに、穏やかな気持ちが届きますように。生かされていることに感謝して、皆が幸せになれますように。
2022/03/19
みさどん
あなのあいたおけからもれる水だって、役割がある。想像できる展開だけれど、自分の存在意義が見いだせないと、確かに人は卑屈になってしまうものかもしれないと読んでて思わされた。筆者は心穏やかに過ごしていくことの良さを一番に挙げられている。ギスギス気にして悩んで生きていくより、ほんわか感謝して過ごしていきたいものだ。
2017/01/23
けいねこ
だれにだって、働きどころはあるという、あたたかなお話。
2016/09/18
magichour
"幸せはおだやかな心に宿る"
2017/06/25
CBF
(★★★★★)「ボクにはあながあいています。なんの役にもたっていません」「そうだね おまえにはあながあいている。でもなんの役にもたっていないと思うかい?」-穴が空いてしまったことで、本来の、水を運ぶという機能が果たせなくなって落ち込む桶の物語。5分くらいで読めちゃう子供用絵本ではあるけど、日々仕事で落ち込んだり自信を失くしたりしてる大人にこそ響く物語だと思う。
2017/04/09
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