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見ることの塩 パレスチナ・セルビア紀行

見ることの塩 パレスチナ・セルビア紀行

見ることの塩 パレスチナ・セルビア紀行

作家
四方田犬彦
出版社
作品社
発売日
2005-07-29
ISBN
9784861820496
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見ることの塩 パレスチナ・セルビア紀行 / 感想・レビュー

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空虚

①東欧系のアシュケナジーム、地中海沿岸諸国が出自のスファラディーム、ミズラヒーム(東方系)と蔑称呼される移民たち(例えばエチオピアからの大量の移民)。イスラエル社会を覆う階層構造と、ほとんど倒錯的なオリエンタリズム。エルサレムでジョギング中にアラブ人学生が、ハマスに「ユダヤ人」と間違われて殺害される。同じくミズラヒームの学生が「パレスチナ人」と誤解されて警官に射殺される。見分けのつかぬアラブ系ユダヤ人とパレスチナ人。イスラエルにおけるユダヤ人は誰であると一口に名指すことができぬように、

2016/04/06

takao

ふむ

2023/11/27

チェコ

イスラエルとセルビアの共通点。ブーレカを食べる。

2016/01/10

rico

黒田先生の推薦、付属図書館で借りて読む。とても重く時間がかかったが、読んでよかった。「繰り返していうが、民族と宗教の違いが戦争の原因となったのではない。戦争によって引き起こされた異常な状況が、エスニックな自己同一性を人々に準備させたのである。」(p.419)

2011/04/17

meet_spike

「異国を見たいという、わが飽くことのない欲望」 この本を読むまで僕の中にイスラエルもパレスチナもコソヴォという国も存在していなかった。 タイムリーなハマスの攻撃と本書で想像した出来事が重なって、心象に現れる廃墟とやるせなさ。 けれども一つの希望はある。食べ物と音楽は人を繋いでいたことの証だ。オスマントルコ帝国時代に三者三様の宗教や民族がお互いを憎悪し合うことはなかったが、独立と戦争が捉え方を変えてしまった。 僕らは「確固たるなにか」を求めすぎているのかもしれない。 つまり「私の見ることには 癒しがない」

2021/05/17

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