KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

戦略の工場――レーニンを超えるレーニン

戦略の工場――レーニンを超えるレーニン

戦略の工場――レーニンを超えるレーニン

作家
アントニオ・ネグリ
白井聡
市田良彦
中村 勝己
遠藤 孝
千葉 伸明
出版社
作品社
発売日
2011-12-01
ISBN
9784861823510
amazonで購入する

戦略の工場――レーニンを超えるレーニン / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

うえ

「レーニン主義の継続性は…文学と想像力の世界では,マヤコフスキー,バフチン,ルカーチがレーニンの後継者なのである…法律学の世界では,パシュカーニスがそうであるように。政治の世界では毛沢東がそうであるように」「レーニンは革命の現実性なのです」「レーニンの理論的分析が,資本の現実の発展水準とロシア労働者の政治的階級構成の度合いをはなはだしく過大評価していた」「その時代の反革命の理論家であった現代版ド・メストルたるマックス・ウェーバーにおいて,反動的な観点のもっとも不透明な党派性が頂点にいたりました」

2014/07/12

KMX1980

読了。難儀な本であった。

2012/12/31

かわのふゆき

野田首相が再生を訴えた「分厚い中間層」。つまり搾取に耐えうる層を増やそうということだが、首相の唱えるそれは社会の構造・仕組みをなんら修正することなく、既得権益も含めて単に現状を維持しようという虫のいい話。戦略などさらさらないという悲しい現実に、この先が良くなる気が一切しない。このままいけば、仮に少しぐらい中間層が厚くなったところで、中間層は自己防衛のために貧困層に対して暴力的になり、「分厚い貧困層」は残り続ける。よって、自律的に鍛えられた欲によって引き起こされる革命にしか希望はない、ということになる。

2012/03/20

ばるたんせいじん

自然発生性に依拠して主体性を生産し、別の主体性に変容するために介入する前衛党の戦略!それはまた新たな自然発生性を駆動させるためだったという流れからレーニンを読み返すネグリ!そのレーニンはどこまでも民衆の自然発生性に依拠するレーニンだった。自分に取ってマルチチュード論の原点を理解するために極めて有益であり、社会を全面的に包摂した帝国的状況においてはもはや戦略=前衛党は必要ではなく、出来事を無数に出現させオルタナティブな主体性を生み出すための無数の戦術のみが必要とされる。

2013/06/09

感想・レビューをもっと見る