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仏師

仏師

仏師

作家
下村富美
出版社
小池書院
発売日
2012-07-25
ISBN
9784862258380
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仏師 / 感想・レビュー

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はつばあば

諸行無常?いやぁ渋いいぶし銀のような作品でkindleをお持ちの方ならUnlimitedで是非。今NHKで犯罪被害者の事をしていますが、それこそイジメられる為に生まれた?殺される為に生まれた?。天寿を全うするのは今も昔も難しいですが・・なんで私が生きている?何の取柄もない私が?。凄く考えさせられる「仏師」です。

2022/11/30

りらこ

Kindle Unlimited。木から仏を取り出す。それが仏師。漱石の夢十夜にも出ていたな。人の命が軽い世界。戦国時代の始まりの頃?為政者の都合で翻弄され命を奪われる。強姦によってできた子どもたちは皆また命を無かったことにされる。それがまた復讐の形。ただ絵がわかりにくかった。髪の色がシーンで変わるので誰?となってそこにイラつく。作者と私が共有できない言外の部分に隔たり。それが越えられなかった。最後の短編が良かった。子供という存在に何かを見出しているんだろうな、と感じた。

2023/05/18

ぶんぶん

古本屋でジャケ買い。 絵が凄く良い、鬼気迫るものを感じる。 仏とは、信仰とは、まるで関係ない時点で始まっている。 仏像とは人の信じるものに宿るものだろう、しかし、信じるものが無かったら・・・ 考えさせられるドラマです。 人とは、仏とは、考えれば考える程、判らなくなる・・・自分自身で思ったように生きる・・・これが難しいんだけどね。

2015/01/15

りー

乱世。細川、斯波といった名前が見える時代が舞台。死を運ぶと不吉な噂を持つ姫、顔に痣を持つ乞音の仏師=魚人、その幼馴染みの娘、姫の刺客の男が織り成す物語。人の祈りとは何か、救いとは何か。「弱い者が常に弱いとは限らぬ。痛みを知る者が同じことをして返す。」「安らかな死を幸福な生き方と教えるはわしらの負けじゃ。けどよ、問われりゃ、わしは繰り返し言うじゃろうよ、ナンマンダブツとバカみたいによ。」美しい絵です。魚人が最後に彫り上げた地蔵の造形も、とても好き。

2019/09/29

へへろ~本舗

1998〜1999年に描かれたとは思えないくらい時代を感じさせない。まるで森鴎外の高瀬舟のような重厚な作品。

2012/08/30

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