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直木賞物語

直木賞物語

直木賞物語

作家
川口則弘
出版社
バジリコ
発売日
2014-01-15
ISBN
9784862382061
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直木賞物語 / 感想・レビュー

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山田太郎

めったぎりで興味もったクチなんで、あんまり詳しくないので読んでみた。なんかこの作者のスタンス面白いね。好きなのかからかってるのかよくわかんないけど、なんとなく愛は感じます。しかし、審査する人も若手だと重みがないし年寄りだと新しさに欠けるのかなやっぱり。

2014/03/11

アマニョッキ

読友さんのレビューより気になっていた本。昔なにかのクイズ番組で芥川賞は短編~中編、直木賞は長編小説に与えられるといっていたのを信じていましたが、全然違うやん!初期の頃は新人発掘路線、そこから大御所にあげましょ路線に走ったり、時代に流されたり、予想以上にぶれぶれな選考基準。そして選考委員の個人的趣向もけっこうはさまれているのね。まぁ、人が選ぶものだから仕方ないのか。宮部みゆきから東野圭吾へのバトンや、横山秀夫の有名な半落ち事件など、読んでいて本当に飽きなかった。引き続き芥川賞物語いきます。

2017/05/24

Fondsaule

★★★★★ 『みなさま、直木賞をいただいてしまったのであります。このわたしが。でも、SF作品ではなかったのであります。それが残念だけど、もうわたしはもらっちゃったからしょうがないんです。』半村良が受賞したときにSFマガジンに投稿した文章だ。作家が選ぶ。選定の明確な基準なんてない。だからブレまくりの直木賞。 めちゃめちゃ面白い。  決別宣言をする作家。「勉強のし直しだな。」と言われ奮起した作家。 ウェブサイト”直木賞のすべて”を見たらこの本読まずにはいられないでしょう。

2017/02/05

いくら

作品で選ぶのか、作家の実績で選ぶのか。そもそもの基準もなく始まった選考。その時々のルールによって受賞を逃した作品があまりにも多いことが残念。されど直木賞。知ってる作品はここ十数年の受賞作品に偏ってたけど、面白かった。

2014/03/13

遊々亭おさる

日本で最高峰の文学賞のひとつとして君臨する直木賞。しかし、その受賞作の多くは時代の片隅に追いやられてしまい、後世に語り継がれる作品はそう多くはない。選考委員や作者に出版社、そしてメディアを含む読者の幻想がこの賞に権威を与え続けた歴史がよく分かる本でした。菊池寛の肝いりで発足してから今日に至るまで、直木賞は小説界の動向を左右するような影響力を発揮できていない。文学か娯楽か。作家で選ぶか作品で選ぶか。軸を持たないが故に巻き起こる悲喜劇の数々。根底にあるのは、純文学への劣等感か。

2014/03/02

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