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イルミナシオン

イルミナシオン

イルミナシオン

作家
金子國義
金子修
津原泰水
出版社
バジリコ
発売日
2016-03-17
ISBN
9784862382290
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イルミナシオン / 感想・レビュー

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KAZOO

金子國義という画家については今までほとんど知りませんでした。名前だけはどこかで聞いたような気がしています。読メさんのお気に入りのレビューを見てみたくなり図書館で借りてきました。あまり借りる人がいなくてこの絵を眺めていると好き嫌いが結構あるのではないかと思いました。目と口が独特の肖像画です。私は嫌いではなくこの絵を見ているとどこか遠い国にいるような気にさせてくれます。

2016/06/16

kinkin

昨年逝去された金子國義氏の画集。男女どちらにも共通するような風貌、体形の人間が独特の表情で描かれている。とても平面的な感じで人形のようでいて人の奥行の出ているが印象的だ。ラフスケッチや陶器の絵付けなども載っていた。図書館本。

2016/05/24

スプーン

自身に内在するエロスを示唆的に描いた画家。毒ある作風はコクトーやバリュティスにも通ずる。自分の中にいるいくつもの自分。人間はこんなにも多面的になれる。

2019/05/29

ねこさん

品性が強烈に意識された下品さは、時に上品さを凌駕する。金子のそれは、常に問われ続けるディシプリンの上に、身体の様相として瑞々しい体液を湛えている。概念の向こうに既知の実感として存在し、金子の正統性を現出させる。洗濯物を乾燥機に放り込む時はね、こうパンパンと手のひらではたくと皺が付かないのよ、と言った時も、先生はコケティッシュな甘い緊張感を漂わせていた。この画集は、作品を楽しむものではない。失われた人の肌、そして匂いへの恋慕を伝染させるものとして機能し、おそらく永遠に乾かない油絵具のように未完のままだ。

2017/09/18

北風

エロス、背徳、同性愛、アリス、鋭角的で、彫りの深いソース顔。未公開作品もあるそうだが、もっとエロティックでヤバイ作品がたくさんあると思うんだけどな。

2016/07/29

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