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中学生からの愛の授業

中学生からの愛の授業

中学生からの愛の授業

作家
宮台真司
出版社
コアマガジン
発売日
2010-06-15
ISBN
9784862527363
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中学生からの愛の授業 / 感想・レビュー

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yamikin

「愛の授業」ってタイトルだけど実際中身は「宮台真司入門」。外交や教育問題についても触れていることを考えれば『日本の難点』をやさしくしたカンジという方が正確だな。『14歳からの社会学』よりも濃くて宮台真司とは何かがよーくわかる。しっかし買いづらい表紙してるこの本は。著者の笑顔がデカデカと載ってる表紙。ちょっと思いきりすぎ。買う勇気が無い人は買わなくてもいいと思う。確かに中身はいいんだけど、持ってることが「イタイ」。ブックカバー必須。

2010/06/22

トッド

➊女の子がすぐやらせるようになりsexの商品価値が下がり、また人間関係が淡泊になり奪い合いが減り恋愛がつまらなくなった。共同体結婚圧力がなくなる⇒非婚+晩婚⇒少子化。二人淋しい⇒子供通しての地域付き合い不可。➋sex:昔は観念▼愛、今は喜怒哀楽▼恋⇒動物化。タブーゆえ濃密。男は承認を求め、女は理解を望む。社交⇒YES貰う為でなくひとかどの人物と思わせる事⇒NOでも尊厳は傷つかない。離婚減←不況。➌キレる⇒喧嘩経験不足。自殺←労働時間多。➍現実幻滅⇒萌え←昔なら否定されたエヴァのシンジが許される現代の問題。

2017/08/22

takizawa

タイトルのセンスで損してる本。感染や包摂で落とすのは相変わらず。「「恋」が「単なる非日常」だとすると、「愛」は日常を奇跡だと受け止める感受性と結び付く。日常を奇跡だと受け止める感受性は、数限りない失敗と挫折と不幸を経験しないと育たない。リスクを回避して、平和な人生を送りたいと思っている人には、「愛」は永久に無理なんだ。」「本当にモテるやつは、ズルい。それも、人を傷つけるズルさじゃなく、どうでもいいことで関係を破綻させないズルさであり、相手を傷つけてしまったときにちゃんと修復できるズルさだ。」

2010/07/25

イチゴタルト

今話題の不倫や浮気っていうのは 性に不満があるのだろうなと感じました。そして不倫や浮気をしている人たちが100%悪いとも言えない気になりました。

2017/06/24

uheei

この冷め切った世の中でワカモノにまっすぐに「愛」を説こうだなんて限りなく「イタい」、だが性愛に迷い失望している中高生で、まず直接的に手を差し伸べられる必要があるのは女の子で、それは本書の対話相手に女子中学生が選ばれている理由なのだけど、そのメッセージは実は女の子を理解する経験を身に付けるべき男の子にも間接的に向けられている。エロ本を思わせるピンクは、不届きな動機で本書を手にした男子が乗り越えるべき体験として内容とリンクした計算がなされており、すばらしいブックデザインと感じ入りました。

2010/09/29

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