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花のお江戸の蝶の舞

花のお江戸の蝶の舞

花のお江戸の蝶の舞

作家
岩崎京子
佐藤道明
出版社
てらいんく
発売日
2018-11-27
ISBN
9784862611406
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花のお江戸の蝶の舞 / 感想・レビュー

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しゃが

「かさこじぞう」の岩崎京子さん、懐かしくて手に取った一冊。江戸の川柳「蝶の来て舞うが金沢が見世」を題材にした12歳の女の子のお仕事小説。お菓子を別名「金沢」と呼ばれるほどの大店の娘・たまきは誰よりも目も舌も肥えているが、男の仕事場とされていた調菓場に入ることをゆるされない時代だった。が、彼女は諦めることなく、西洋のお菓子作りを学んだ職人の一平と共に、不吉だといわれる蝶の菓子を作り出す…。江戸言葉の説明が多くて、何より外国の人が日本人を描いたような違和感のある挿絵が怖かった。

2019/02/02

遠い日

お菓子屋「金沢丹後」の長女たまきの、菓子職人への挑戦。どんな職業も、職人とは男の仕事だった江戸時代。女性の嗜みの習い事はどれも合わず、自分のしたいことを探れば、家業の菓子を作ることだけだと気付いたたまきの奮闘。できれば、その奮闘をもっと掘り下げ、職人としての活躍のようすを読みたかった。尻切れとんぼの印象が拭えないのが残念。

2019/03/17

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