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“結婚”をやめたパリジェンヌたち

“結婚”をやめたパリジェンヌたち

“結婚”をやめたパリジェンヌたち

作家
酒巻洋子
出版社
産業編集センター
発売日
2019-02-14
ISBN
9784863112131
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「“結婚”をやめたパリジェンヌたち」のおすすめレビュー

結婚は「愛」のため! がんじがらめのシングル女性を救うパリ流「幸福追求」バイブル

『“結婚”をやめたパリジェンヌたち』(酒巻洋子/産業編集センター)

 現在日本、特に東京で増加する、アラサー&アラフォーの未婚女性。安定した収入があり、プライベートも充実。今を目一杯楽しんでいるように見える彼女たちだが、その実悩みや不安も多い。

 例えば子供。いくら医学が進歩しても妊娠できるタイムリミットは刻々と迫ってくる。今欲しくなくても、もし欲しくなったら? 結婚と子供が直結していて、選択肢の少ない日本では、「独身」を選ぶことはまさに自分の「行く末」を限定することになってしまう。

 そこに追い討ちをかけるのが親だ。「いい年なんだから」と直接攻撃はもちろん、「◯◯さんも結婚したよ」「××さんは子供が2人だって」と、同級生情報のさりげないプレッシャー。結婚の話題に触れそうになったときの、周りのいらぬ気遣いにも疲れるし…。将来への不安、世間の目、さまざまなしがらみや悩みに、シングル女性はまさにがんじがらめの状況だ。

 パリジェンヌに直接取材、その本音をつづった『“結婚”をやめたパリジェンヌたち』(酒巻洋子/産業編集センター)にも、現役の独身女性たちが多数…

2019/3/4

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“結婚”をやめたパリジェンヌたち / 感想・レビュー

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香菜子(かなこ・Kanako)

“結婚”をやめたパリジェンヌたち。酒巻洋子先生の著書。フランスは先進国の中でも一番の子だくさん国。でも事実婚が多いから結婚率はとても低い。事実婚のカップルや婚外子への支援が整っていて、女性や子供の人権がきちんと守られているから、結婚していなくても事実婚でも女性が安心して子供を産んで育てられる。日本もフランスから謙虚に学んだほうがいいですよね。

2019/07/21

ジュースの素

どこの国でも女性たちは苦難の歴史がある。なぜなのか。日本だけの話ではないのだなぁ。 グッと俯瞰して見てみると…面倒な結婚制度?を何とかしないとやがて少子化どころか子供の生まれない地球になる。

2023/07/17

bibi

フランスも家事と育児は女性に多く負担がかかっているのだと意外に思った。しかし旧式の考え方をする世代がまだ多く存命しているにもかかわらず、新しい制度を(各々が使う使わないにかかわらず)作ることができるのはすばらしい。日本では制度自体作ることを反対されますもんね。

2022/03/12

emi

フランス人の結婚の考え方などについて。そういう考え方もあるのかー、という程度かな。色々な形があっても良いよね、と感じました。

2019/06/22

パンダ女

「決して老嬢で残ってはいけません。おかしな者、グロテスクな存在、男のからかいの的、女の冷笑の的でいてはなりません。つまり誰にも愛されなかった女、誰も欲しがらなかった女、誰にも求められなかった女です。要するに社会の屑です」 く、くず...まじか。今の時代に生まれて良かったー!(織田裕二ばりの良い声で) にしても恋愛や結婚に寛容で自由なイメージがあったフランスだが、まだ保守的な考え方も根強いのが意外。なぜ結婚するの?っていうド直球な質問に「愛によって」って答えられるアラサー婚活女子は果たしてどれほどいるのか。

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